2019年1月20日日曜日

「一切なりゆき」

今、素晴らしい一冊の本に巡り合った歓びに浸っている。
昨年9月に75歳で亡くなられた女優の樹木希林さんの「一切なりゆき~樹木希林の言葉~」という文春新書だ。
昨年12月20日が初版で今年の1月5日には第3刷だから結構売れている本である。


私は彼女の生き様や演技にはもう崇拝に近かったが、樹木さんが残した言葉が素晴らしい。
私を虜にしている。
味わいながら読んでおり、字句を噛み締めている。「求め過ぎない。欲なんてきりなくあるんですから」「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」。本のタイトルが又良い。人間、生きているが一切すべてはなりゆきなのだと。


自分が今このように私立高校・中学校を牽引している立場も「すべてこれなりゆき」と考えれば我が人生の越し方が納得できる。
誰に対しても物品に対しても部下の仕事に対しても求め過ぎない、おごらず、他人と比べない、などの金言は身にこたえる。
そろそろ希林さんの歳に近づいた。生徒募集もそれほど求め過ぎないか?

30-12-202学期終業式
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