今朝は今年一番の冷え込みとなった。遂この前まで「暑い、暑い」と言っていたが急激な気温の低下で私も今日は「寒いな、冷えるね」と声に出した。しかし長い統計的データからすれば大きな変化は無く、暑い天気、寒い気候と季節が巡るだけの話で「四季の移ろい」を感じることが出来る我が国は素晴らしい。私は暑さも寒さも平気だがどちらかと言えば寒い方が好きであった。人間寒い方が身体が引き締まって良い。しかしこの思いも加齢と共に微妙に変化している。気温と違って学校は平穏でどちらかと言えば熱っぽいくらい静かに燃えている感じであり、今大きな気にする死角はなさそうであるが油断は出来ない。
土曜日の2回目の高校入試説明会は盛況で一回目を上回る参加者を得た。合計で大台を既に超えている。私は担当のD教頭とI入試広報部長に12月2日と9日に予定している説明会についてICT教育先進校をもっと強くPRするように検討を指示した。私立学校は最後まで貪欲であった方が良い。もっともっと多くの優秀な受験生に来て頂く学校になって欲しいと思う。最近、情報企画部の支援を得て私自身のICT能力をより高める努力をしている。新しいパソコンを入手して現在初期設定の真っ最中であるが、これが難しい。しかし人間最後まで努力、努力である。その為には勉強が必要であり、分からない点はICTの達人に聞く。この学校には本当にIT達人教師が多く、助かっている。
法人朝会の後、前回の10月13日以来となる新中学校棟建設現場を視察した。丁度1か月、間が空いたが工事は極めて順調で現場を視るだけで「どのような仕事をしているか」が私には直ぐに分かる。整理整頓され安心して現場を回れることでそれが分かる。12月一杯までは「基礎躯体工事」で本当に頑丈そのもの、ビクともしない感じの鉄の塊の基礎の躯体であった。この後コンクリートが打たれ、基礎部分は埋め戻しされ明年の3月頃から「一階部分の躯体工事」が始まる。これが2階、3階・・・と6階まで来年の10月頃まで続く。ようやく建物工事らしく視界に校舎のイメージが湧いているだろう。並行して「内装工事」が始まるからその時は頻度を上げて現場に行く積りだ。工事現場を見るのが昔から大好きで今から楽しみである。
南海辰村建設設計陣の提案でこの中学校棟にも正式な門を付けることにした。外部の方々から見える正規の「門と校舎のイメージ」は大切である。但し名称と銘板は昔、私が作製した「西関門」としている。この門の場所は東館の東門(天の岩屋戸門)に真っすぐ一直線に繋がるようにした。高校が使っている東門を入った右側の壁には古事記の描く「天の岩屋戸伝説」が彩色豊かに描かれており、中学校棟(将来の略称は西館)に無いのでは中学校の関係者に申し訳が立たない。案は前からあって校舎内とか考えたが結局、西関門を入って左側の壁に同じく古事記神話の「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)伝説」を描く手筈としている。おどろおどろしい絵画であるが、おろちを退治したスサノウの尊は日本神話のスーパースターでもあり恐らく評判を呼ぶスポットになるのではないか。