2024年8月19日月曜日

「ただ我が一灯を頼め」

 「リフレッシュ休暇」が終わり、今日から仕事だ。2学期の始業式は26日だから校内には生徒は居ない。しかし本校は今日から「後半戦」が始まる。「9時に職員会議」をもった。まず今日から「令和7年度入試の問題作成と試答」という極めて重要な業務から仕事は始まるのであるが、既に問題作成者と試答に対応する先生方は発表し開示しているから、今日の職会では私は私立高校、私立中学校にとって如何に入試問題は重要な物かという話から始めた。毎回毎回同じような事だがそれでも毎回毎回学校設置者として指導すべきことであり、過去の失敗例を上げ、注意すべき点を執拗に言わねばならない。「先生方、宜しくお願いします、」だけでは給料泥棒と言われても仕方がない。今朝ほど資料を観ながら対応する先生の数を数えてみたら何と99人にも上がった。大きなコストがかかっている。 


今月10日と11日の市内のOMMビルで行われた「大阪私学展」で本校ブースに立ち居寄ってくれた受験生の為に「素晴らしい入試問題」を作成して貰いたいと思う。今朝ほど入試担当の教頭と入試広報部長が公式な私学展の報告に来てくれた。事前予約制で入れ替え無しでの実施となったが2日間合計で全体では対前年度3047人の増加で、本校の相談件数も34%の増加であった。本校ブース前に並ぶ受験生の、あの熱気を私は思い出した。今日の報告で分かったことは新中学校建設の話は大体に行き渡っていること、高校は勢いがあって男子も女子も大幅に伸びている事、又「学校5日制」の評価が高く良い反応であった事、等である。従来の所謂地盤ではない所からの来訪者は「浪速高校が良いと聞きました」「塾から薦められました」とかのニュースが多かったと報告書にあった。本部となる会場作りが終わり10時より関係教員だけが集まってキックオフを行った。今日以降この部屋には関係者以外は立ち居禁止でスマホも持ち込めない。


 

話は前後したが今日の職員会議で私は2学期の大きなテーマについて上げて、それぞれにコメントをした。まず2学期から始まる「学校5日制」については「もう後戻りは出来ない」から総力で対応し「より良い出来上がり」を目指して改善改良を行いながら「3S(サタデー・サムシング・スペシャル)」の完成度を高めていくこと、9月「浪速祭の大成功」、9月からの「中高学校入試説明会への万全の準備と高評価の獲得」、10月「新中学校棟の上棟祭」、11月「海外修学旅行」、12月「学校法人の役員改選」等々非常に重要な学校行事が山積みであり、全員が持ち場、持ち場で職責を果たし、12月の2学期の終業式を迎えたいと話した。2学期のインターバルは9月から12月までの4カ月間である。

 次から次とやるべきことが多いから幸せなのであって、「今日は何をやろうか?」では結果的に良い結果を生まないことは長い人生経験で分かっている。仕事は有るものではなくて自ら作り出すものだ。200人の教職員が校内の隅々まで、自ら仕事を作り、きっちりとやれば結果は自ずと付いてくる。私は2学期も管理職や分掌長、教職員の先頭に立ち、「進むべき道」の先に「明かりを照らし」、全員を引っ張っていきたいと思う。これが私の仕事だし責任だ。「暗夜を憂うるなかれ、ただ我が一灯を頼め」である。