2024年8月21日水曜日

高校の入学金を上げさせて頂きます!

 令和7年度の浪速高校入学者から「入学金を4万円アップ」させて貰う最終結論を出し、今朝法人や入試広報部の関係幹部に伝えた。「現在の20万円が来年度から24万円になる」ということである。約1年かけて検討を進めてきたが、決めるのは「一瞬」である。原案には24と言う数値は中途半端だから25万円という案もあったが浪速中学校が24万円だからこの数値と変るのは少し違和感があるかなと思い、結局揃えることにした。今でも内心は25と言う数値にこだわりがあるが、結論を出したからには、もうとやかくは言わないでおこう。これだけの「豪華な教育環境の充実整備された私立高校」ならもっとアップしてもご理解は頂けると思うが、考える程容易ではなく、「微妙~」なのが私立高校の入学金と授業料問題である。 

昨年4月に入学金と授業料の両方を「待ちに待って」上げたかったが府の進める「高校完全授業無償化施策」の影響で据え置きが余儀なくされた。今でも残念至極である。授業料のアップは当面は諦めて、今年はせめて「入学金だけでも」という感じである。入学金24万円と言うレベルは府内の私立高校94校で上から6番目に位置する。最も高いのは33万円(1校)で以下30(2),28(2),27(2),26(1),25(4),24(8)、23(7)、22(7)、21(3)、20(58)、19(1)、18(1)、15(1)が現在の分布である。今回の改定で本校は授業料込みの納付金では全体の33番目から20番目になる筈だ。勢い余って調子に乗らない方が良いと思うからこの辺りで決めた。諸物価値上がりの保護者の経済状況も私は考慮した。 


昨日は高校20万円よりも高い入学金24万円を頂いている中学校の「イングリッシュ・キャンプ」の様子を伺いに千早赤阪村の「多聞尚学館」に赴いた。有名な英語教育機関である「NOVA」さんとタイアップした「英語教育の集中特訓」で20日から23日までの宿泊を伴った合宿で総勢80人の中学生が頑張ってくれていた。何しろ、先生は外国人講師の先生が8人もおり、日本語は原則禁止の特別研修である。ここでの宿泊合宿の費用は自分たちの食べる食事代と寝具のリース代700円程度であり、後は全く費用は掛からない。これが京都などホテルや旅館などを使おうものなら3泊4日だから6万、7万円は直ぐに必要だ。
 

加えて外部機関への契約費用があり、宿泊代を合算すれば、「校外学習は結構高い」ものになっている。処がどっこい、我々にはこのような校外学習合宿施設を有しているから、まさに「格安」で生徒は環境を変えて勉強することが出来る。人里離れた静かな金剛山の麓に、何時でも自由に使える豪華なホテル並みの作りの施設で、生徒は楽しみながら友と勉強が出来る。このような施設を自前で有している学校は少なくとも大阪には無いのではないか。本校に入学すれば生徒には何時でもこの多聞尚学館使用が許されており、様々な学習が格安費用で、実施出来ているのが本校の強みである。頂いた入学金はこのように本校の特長を示す教育環境の整備充実の一部に使われている。