2024年8月23日金曜日

「3S(Saturday Something Special)」

 このアラウンドでも何回も触れて来たが、2学期9月から始まる「3SSaturday Something Special)」は「土曜日には何か特別な事をして自分の力を高めよう!」と理解すれば分かり易い。中でも外部の教育機関や企業などの「その道のエキスパート」をお呼びして生徒に語って貰うのが「1S (Own Selection)」で生徒は自ら考え、自ら講座選択しないといけない。全く自由だ。学校からは基本的に拘束はかけない。ちなみに「2SSelf Study)」は自学自習である。この2Sにも「質問コーナー担当」などの指導者は必要であり、今検討を進めている。とにかくかかる教育活動は対応する「教師や講師の腕や人間的魅力」で結果は左右される。良い講師の先生を目を皿にして探さねばならない。

 昨日東京からわざわざ、「(株)サクシード」の社長さんが本校に見えられ、両校長と共にご挨拶を交わした。学習塾と人材紹介ビジネスで大成功をおさめ、今注目のベンチャー企業の高木社長さんは確かに立派な魅力的なお方であった。9月の3回ある3Sでサクシードさんには90分―3コマを願いしている。「英語の成績が伸びる秘密講座」「共通テスト対策(国語)」「世界から学ぶ日本」である。このように今、事務局は着々と提携先と協議中であり、あらゆる分野のその道の一流の方々のお話を是非に生徒に聞かせたいと思って必死だ。今までの本校教師による授業から生徒も教諭も土曜日拘束から解放し、そこには初めてお顔を見る先生が居て、「新たな視点」などが生徒に伝われば良い。言わば「浪速版ハイブリッド指導」である。初めての試み故、是正を加えながら中身を高めて行く積りだ。 


勿論、今の生徒を最も知っているのは今いる本校の教師であり、「働き方改革」の制約はあるが工夫して対応して貰う手も完全に捨ててはいない。3Sの土曜日午前中は教職員は勤務時間内だから、「是非やらして欲しい」と手を挙げ、経験値や指導力のある先生だったら大歓迎だ。ただ教師の「腕試し」ではいけない。あくまで生徒を伸ばすのが目的である。「浪速で学ぶ、心を学ぶ、浪速で変わる」。学校の先生だけで毎日を過ごすのではなくて土曜日くらい先生も生徒も自分を解放し、頭を柔軟にし、宇宙を広げ、一歩先に進んで欲しいと思う。3Sの狙いはそういう事である。

 今日は15時半から公立中学校の進路担当の先生方が本校に来て下さった。今日から中学3年生と私立高校との何て言うか、コラボレーション?進路相談などの連携が始まり、明年3月の進路決定までお付き合が続くことになる。今日は過去最高の参加者を得て私は心強く思った。ここにも「浪速の勢い」が見て取れた。今日のプレゼンには初めて国語科の進路指導副部長のT先生が入っている。極めてインテリジェンスな先生で、職位は指導教諭である。全てが終わり報告を受けたが公立の先生方、熱心に聞いて頂いたそうだ。生徒のプレゼンには大きな拍手があったと言う。空気はまだ蒸し暑いが、私立高校には本格的な入試シーズンの到来がひたひたと押し寄せて来た。9月4日には「塾長様対象の説明会」が待っており、我々は真摯に向き合い、本校をご理解頂く積りだ。今年の目玉は勿論「3SSaturday Something Special)」である。話す内容はもう頭の中に出来上がっている。