2024年8月28日水曜日

プレゼンの中味もやり方も大切なお土産!

 夏の大会が終わった硬式野球部の監督と顧問の先生に対し、ささやかな打ち上げ会をしたのだが、今朝ほどそのお礼にお三人が部屋に来てくれた。私は慰労の言葉と同時に「秋季大会」がもう始まるので頑張るように激励した。その時に25日の「クラブ体験」視察でふくろうスタジアムに行った時、「男子トイレが少し狭い」との要望を受けたので現物を見た。「確かに」と思い、直ぐに改造してゆとりあるトイレにするからと述べたら大変喜んでくれていた。元々4部屋を狭い場所に設置したのでこれを2部屋にして最新式の洗浄タイプにしてあげようと思い、既に業者さんも決めた。トイレが美しく清潔であると言うのは本校の教育施設の長所であり、早速取り掛かる。例えクラブ体験の中学生と言えどもお客様には良いトイレを用意しなければならない。トイレを見ればその家が分かると言うではないか! 


朝、入試広報主管のK教頭と9月4日の「塾長様入試説明会」の議事進行について確認した。広報部の原案は理事長20分、中学校進路指導部のT先生が10分、高校の進路のI先生が10分、生徒のプレゼンが10分、入試説明が20分で合計70分の割り振りであったが私は今回は生徒プレゼンは、取りやめ中高の進路部長に+5分の15分を与えるように変更した。公立中学校の先生方やこれから始まる受験生対象の説明会とは違うから、理事長の私は「3S」を主体に新しい方向性と目指す学校の形と中身を訴える方式にした。このようにご来校頂き、聞かれる方々によってプレゼンの内容を臨機応変に変えて行くのが重要である。プレゼンは格好の「お土産」であり、良いお土産を用意するのが招待側の役目だ。

その後、時間をずらし、私のプレゼンの中味について入試広報部長の提案を聴きながらまず1回目の吟味をした。これから数回にわたって手直しし、最終案を作って行く。中々立派なITを駆使した中身になっていたが、「私のトーク」もプレゼンの一部であり、映像を映し出すだけではパンチは無い。まだ時間はたっぷりあるので楽しみながら進めていく。何時もだがこの塾長様説明会では「今年は理事長からどんな話がでるか?」と興味関心を持って頂いており聴衆側の期待に応えないといけない。 


その後高校校以下書道、音楽、美術、家庭科、情報の教科の専任教諭を部屋に呼び、おそらく初めてだと思うが、これらの芸術や情報などの古典的であるが最新性もある科目について「今後とも大切に扱い、積極的にPRするように!」ように建設時の経緯を話しながら「コンコン」と指導した。本校は単に英国数理社の基本5科目だけではなくて同等の熱量で特別科目も重要視し、その為に「他校には無い豪華な機能的な実習室兼教室」を造っている。一つ一つに私は自ら設計に乗り出しお思い入れを持って完成させた。それだけに受験生などにも幅広く、本校の「ふところの深さ」を知らしめるべきである。芸術を解さないような人材では最後は「人間の香りの差」で勝負に負ける。多忙な日常であるだけに芸術理解、活動、指導は学校にとってその後の人生にとっても重要である。