本校のクラブ活動の数は極めて多い。大阪ではトップクラスの数を誇っているが、中でも「雅楽部と神楽部」は特別クラブとして学院長直轄のクラブである。神社神道の学校として例祭などでは本装束をまとって「学院神社の大神様に奉納」してくれている。指導者は府内神社の複数の宮司様にお願いしており、クラブ顧問のT先生、神道科の教諭であるが本校から皇學館大學に進学し学んだ。高校時代から雅楽の演奏には秀でており、大学でも継続し、市内の有力神社の将来の宮司さんになる神職でもある。こういう経歴から私は面接して即採用、時間をおかず、専任教諭になって貰った。ITの達人でもあり私のパソコンやスマホの指導者でもある。
昨日は12月18日の評議員会・理事会に先立って「監事監査」が行われた。本校は私立学校法の規定に基づき、2名の監事を有している。先に公認会計士から詳細かつ徹底した「会計監査」を帳面一つづつ監査されているが、さらに監事による「業務監査」を中心としたものであった。私以下管理職や分掌の長から資料を用意し、包み隠さず、全てを開示して報告をする。今回も100周年後の第一歩として「学校の形」を変える「学校週5日制」と「教職員変則週休二日制」「民間会社NEP]の導入、生徒のための土曜日の有効な使い方である「Saturday Something Special (3S)」についても報告した。
監事さんは監査の後の講評で我々に対してこれ以上ないくらいの言葉で「気概と努力への賛辞」を贈って頂いた。特に今年から年収水準を大幅にアップしたことが極めて監事さんとしても嬉しく思われたみたいで終始、「にこにこ」された笑顔であった。監査の後、新校舎の見学を自ら言い出されたが、ここでも「素晴らしい、素晴らしい!」の連発であったという。これで「14日の第4回高校入試説明会、18日の理事会、そして20日の2学期の終業式」でもって極めて順調であった令和6年を送り出すことが出来る。まだまだ油断はできないがここまで良い状態で来ることが出来たことに私は今、感慨無量である。しんどかったが教職員の助けを得て頑張ったと思う。こういう場合、すぐ自分を褒めてあげたいなどの言葉が出るが決して私はこのような言葉は使わない。それが仕事だから。使ったらその瞬間に私は終わる。経営者とはそういう職務である。