朝、建設中の中学校棟の西側を覆っていたカバーを外した建物の外観は言いようがないくらい美しい。朝日に映えて「プラチナ色のルーパー」が輝くさまはまさに「天照す」という感じに私には見える。極めて気分が良い。今後順次外されていく。楽しみだ。
何時ものように先週の土曜日にあった「高校の第3回入試説明会の正式纏めと報告」が朝一番にあった。私に報告するのは入試広報の統括責任者の近藤教頭先生と入試広報部長のS先生である。中身が良いからだろうか、報告書の中身が充実してきているのが聴いていても分かるが、私に言わせれば「まだまだ」だ。前回のこのアラウンドで書いたブログのタイトル「満員御礼」ではないが、厳しく中身を分析し、それを次回以降や来年度に活かして行こうとする気概と気迫が確かに伝わってきた。元来報告とはこういうもので、ここまでは彼らの能力からすれば、当たり前のことである。しかしこれだけでは私は満足しない。企業社会や自治体などではもっと厳しい指導が有るはずだ。
恐らく学校社会では今まで報告するという行為が一般的ではなかったと思う。学校が校長をトップに据えた組織化された縦横の系列ではなかったから、報告行為などの文言も余り正面から受け止めて来なかったと思う。また「鍋蓋のつまみ」でしかなかった理事長や校長など聞く側が「そうか、そうか、ご苦労様、有難う」だけのコメントでは組織は学習せず、機能せず、成熟はしない。私は意識して「報告を受ける側の責任を果たそう」と心掛けている。報告する側以上に受ける側の責任が何倍も大きい。トップは組織構成員に対して見えていない部分、何故こうなったか、これを受けて今後の対応は?その結果予側は?などと畳みかけて問いかけて行くのがトップの責任だと信じている。
今回は3回目が終わり大きく山場を越したから、私は「専願希望者の数」がどうなったかと下問したが、今回の3回目だけの単発での数値はあったが1回目、2回目を含めた通算数値はどこにもなかった。学校の報告は大体単発であり、これが問題である。わざわざ前回のアラウンド「満員御礼」で「専願者の数がポイント」と書いているのに、何も用意せず、私の前に現れるのは如何なものか?その後1時間後に昨年対比で1回から3回までの通算の専願者の数値が時間をおいて出てきた。それによると「専願希望者が跳ね上がっている」ことが数値で分かった。専願者が増えるとい言う事は併願者が「友達が専願で行くのなら、僕も併願から専願に切り替える」と方針転換する動きに繋がる。これを我々の言葉で「専願切り替え」という。まだまだ確信は持てないが専願希望者の数の多さからも来春の入学者予想は昨年の966人を超えて1000人台に限りなく近づいているのが分かる。