「蛙の子は蛙」と「この親にしてこの子あり」と言う似たような表現がある。「かえるのこはかえる」は「子どもが、親のたどった道を歩むことのたとえ」という意味で、子どもは親と同じ人生を歩むことになるという意味と物の本にはある。「凡人の子は凡人にしかなれないことのたとえ」という意味も有るらしいが余り良い感じはしない。これに対し「この親・・・」の方は「このような優れた親があってこそ、はじめてこんなに立派な子が生まれるということの例え」という意味とあった。この度浪速高校2年生の坂中愛子さんが15日に府教育委員会主催の「第9回ビブリオバトル大会」で2年連続の優勝を果たしてくれた。読売新聞は大きな記事にしてくれている。私は嬉しくて仕方がない。
彼女は来月の1月26日に東京のよみうり大手町ホールで行われる全国大会に大阪代表で出場する。去年も代表であったが、本人も言っていたが相当緊張して上がったらしい。「今年は頑張ります!」と目を輝かせて国語科の主任で指導教諭のT先生、担任の英語科のY先生同席で私の部屋で決意を述べてくれた。笑顔が素敵で礼儀正しく、成績も極めて優秀である。祖父も叔父も父も兄も本校で学んだまさに浪速ファミリーであり、父君は現役のPTA会長で我々は大いに助けられている。律儀で男気質のとにかく「浪速が大好き」の素晴らしい人物であり、だから冒頭私は「この親にしてこの子あり」と書いたのであるが、私は「最近、お父さんに似てきたね」言ったら笑顔でいなされた感じだった。これはまずかったかな少し反省したのである。
朝一番に14日、15日と続いた第4回高校入試説明会と個別相談会の詳細な分析報告が教頭と入試広報部長からあった。第1回目から4回目まで詳細に分析し、今後どうあるべきかまとめて報告があり私はこのような動きを高く評価する。詳細は省くがどうも令和7年4月の入学者予想は専願者が多く、併願戻りを入れると何と1000人の大台を遥かに超えそうな勢いという。私は教室数、教員数を想定しながら具体的な準備に入る必要があるから関係者と共通認識を持つ動きを指導した。「浪速高校は来年度も凄い状態」になりそうである。
今日は本年最後の「学校安全衛生管理・保健委員会」と「校務運営会議」の日であった。この1年間欠かさずご出席頂きご指導を賜った学校医(産業医)のN先生に心からの感謝を申し述べた。校務運営に関しては今年の特記事項として入試広報活動、生徒生活指導案件、学校5日制、Saturday Something Special (3S)等、そして来年度は学校行事の見直し、私立学校法の改正施行等について述べ「今年の全体総括」を行った。詳細は省くが今年1年の教職員の頑張りのおかげで気持ち良い「行く年、来る年」になりそうだと今年最後の会議で私は慰労と感謝の言葉を申し述べた。素晴らしい教職員を抱えて私は幸せ者だと思う。