今日は土曜日、3Sの日であったが、教室手配の関係から「2S(自主勉強)」だけにとどめ、高校は「三者懇」と略称されている「保護者・生徒・担任」の3人で4月以来の学校生活全般と特に「中間試験の結果」を基にフランクに懇談する重要な時間を持った。朝9時に始まり、保護者のご都合の良い時間を選び、出席率はほぼ100%である。私は各教室で行われている懇談の様子を覗きに行き、仲間入りさせていただき、しばしの懇談を楽しんだ。特にお顔見知りの保護者は私の入室を驚きながらも喜んで頂いたみたいだった。このようにトップが顔を見せ「ちゃんと担任と生徒を見てますよ」と言う行動は特に私立では大切である。少子化の中で府内最大の入学者を受け入れている学校として当然の行為だと思う。
ところで二日前の5日に全国紙は一斉に報じていたが昨年の出生数は初の70万人割れで68.6万人だったという。過去最低の出生率で1.15だった。過去の推計より15年も早く少子化が進んでいる。東京都は0.96、大阪府は1,14だった。最早「危険数値、危機的状況」だという表現も何処かの新聞の記事にあった。抜本的な解決策が見つけ出せない中で少子化が加速度的に進展している。私学経営者としてこのような記事は本当に胸を痛める。国会では夫婦別姓問題などで、どうでも良いような議論に大切な国費を使っているが、このような事を法制化する必要があるか?通称で結婚後も旧姓を使えば良いだけの話で本校でも先生方の中にはいらっしゃる。早く少子化の進展を食い止める方策を決めて国費を大幅に投入せよ!ただ議論だけで傍観し待つだけの国会なら意義はない。
この国の最大の問題はお米価格問題でも対アメリカトランプ大統領問題でもない。少子化の進展防止だ。結婚や出産は個人の自由だなんだと無責任な評論家みたいなコメントばかりを言っているからこのような事態を招いた。過去との整合性とか不公平とかごちゃごちゃ言ってるからこのような結果になった。経済的不安定さや仕事と子育ての難しさなど少しでも解消できる方策は雇用側に法令で縛り、又カップルや子供に国費を大幅に投入するなど「実験的にやってみなはれ!」と声高に叫びたいと思う。三度の飯を二度にしてでも日本人は耐えられ、現状を変えてきた。今の国難も乗り越える事は出来る。その根底にあるのは「教育」である。日本の教育制度が昭和100年を通じ国力を発展させてきたことは間違いない。政府は「高等学校の授業料完全無償化」に踏み切ってくれた。これで実質的に「小中高は義務教育化」したと思う。この施策も少子化対策になる筈だ。小中高の学校に学ぶ生徒が少ないのでは様にならない。
今日のブログは珍しく過激になったが、これは今私は「うつ状態」にあるからかも知れない。間違いなく「長嶋ロス」に陥っています。どの新聞や雑誌でもおなじような事を書いている人は多い。それくらい昭和に生きた日本人に影響を与えたお人であった。「おしゃれで何処から見てもカッコ良かった!」。私は足元にも及ばないが残った人生を長嶋流で生きていきたいと思う。今朝の読売新聞の差し込み写真を拝借して最後のお別れにしたいと思う。
あれほど野球を愛しファンを大切にした人はいなかった。それに努力の人だった。バットの素振り、リハビリ、志を持って諦めず徹底した努力の人だった。私は心の中で誓った。今までも生徒と教職員を愛し大切にしてきたが、今後とも磨きをかけてやっていくことを故長嶋茂雄さんに約束した。基本ワードは「明るく、優しく、おしゃれに、スマートに」だ。鏡に映して自分の顔を見たが「笑顔」がまるで長嶋さんと違う。笑顔をもっと良くして、長嶋さんのお年までこの学校に奉職し、本校で学ぶ多くの生徒を大切にし、学校を更に盛り上げるのだ。その結果、恐れながらも、人から「ミスター浪速(学院)」と呼ばれるようになりたいと思う。