昨日8日の日曜日、読売、朝刊のトップ記事(一面の右側上段記事)は「公立高再編 国が主導」「魅力向上へ交付金」とあった。この記事も政府筋が読売だけに流したスクープではないか?どう考えても、まさかこの記事が天下の読売さんのトップ記事にまだ来るとは思えない。「私立校人気へ対応」ともあった。遂に国が地方自治体の責務を肩代わりして交付金まで出すと書いてある。全国約3500校もある公立高校に対応する為に幾らの予算を組むの?本当に出来るの?期間は?優先順位は?色々と複雑な法制化の課題は多いぞ。文科省は「高校教育改革のグランドデザイン(仮称)」と称して年度内に改革計画を出すと言うが・・・。これは反応を観るアドバルーン記事かも知れない?
記事の中に農業高や工業高などの専門高校への支援を手厚くするともあった。この点は評価できる。私は今後の公立は一部の進学校を除いて、このような専門学校や単位制学校などが主力になるのが良いと思う。又今まで「都道府県任せになっていた」のを取り上げて政府が主体的に改革案を纏めるとあったが、本当にこれが出来るのか、実に疑わしいと私は思う。「人口減社会の中でも地理的アクセスの確保と規模の適正化が必要」と書いてあるが、ここがポイントだ。地図を広げて丁度良い地理間隔で学校を決め、募集人員を的確に定め、単願から複数併願にすれば定員割れなど起こりえない筈だ。半分、期待してウォッチしていきたい。13時からの校務運営会議で私は今後の本校の戦略的対応方針などを話し、意志結集を図った。対公立、対私立間、少子化の中で生き残り作戦を打ち立て、学校を一歩ずつ前進させ「魅力ある浪速」を構築して行かねばならない。少子化生き残り戦争である。
今日は16時から武道館お茶室「洗心亭」にて本校茶道部への「お道具授与式」があった。本校茶道部指導者である表千家の木村宗匠、それにお社中の西田先生以下指導者3人の先生が見守る中で何と44人もの新人に対して結構立派なお道具を授与した。お道具入れ、袱紗、懐紙、扇子、菓子きりのセットである。創部以来このことを実施してきたが今や茶道部は運動部みたいな総勢80人を超える大クラブになった。指導者をもう一人か二人増やさないといけないかも知れない。神社神道の学校として茶道部は大切であり茶道創始者の堺生まれの千利休や茶道に関わるディープな話しをした。話している途中で私は今年中に学院神社への「お献茶」の祭事を実施しようと思い始めた。時期は何時にしようか?どのお宮でもやっている儀式である。それにしても44人の入部は初めてのことであり、総勢80人を超える部員の為のお稽古の場所やお釜、風呂先屏風など急いで追加しなければならない。嬉しい悲鳴である。