「SafetyBicycle推進校」と言う制度と言うか、活動、運動があって、本校は昨日その対象校に指定された。大阪府下の私立、公立高校に対してモデル校?として生徒自ら自転車の安全利用及びヘルメットの重要性について「考え、学び、行動する」ことで交通安全意識を高め、交通ルール、マナー改善を目指す活動である。手を挙げた訳ではないが、昨日大阪府警察本部交通部と府の教育委委員会から担当者が来校され、校長以下自治会役員に対して「指定書」が手渡された。大変結構な事である。今でも私の心には自転車通学における事故やトラブルの心配の種が尽きない。
今時点では生徒のヘルメット保持は順守事項であるが着用は自主的な判断としている。が、今後の社会情勢の変化によっては「常にヘルメット着用が規則」となる可能性が高まるかも知れない。指定書には「ヘルメット着用を含む自転車安全利用の機運醸成」とあり、この文言の意味を7月の一斉参拝時の学院長講話時に話していこうとI生指部長に予告した。
昨日夕刻からは市内のスイスホテルで「四代目桂福團治師匠の芸歴65周年・御年85歳」の祝賀会が関西演芸協会推進協議会の主催で行われた。師匠は本校の近隣にお住まいで昨年の浪速祭では弟子の福丸師匠と桂小梅さんの3人で学校寄席を持って頂き、福團治師匠は「子はかすがい」という話を一席ご披露して頂いた。この時のご縁から今回ご招待頂いたものである。今回の噺は故桂米朝師匠から直々伝授さえた「百年目」という人情噺を聞かせて頂いた。お世辞ではなく本当に一世一代の中身の良さであり、250人の出席者の涙を誘った。来賓として来られていた関西落語協会の笑福亭仁智会長は「今まで多くの百年目を聴いてきたが今日のが一番でした!」と後の祝賀会の冒頭挨拶で話されていた。師匠にはご健康に留意され人生100年時代更にご活躍を祈念申し上げます。
私はこのような祝賀会は極めて多く経験しているが噺家のそれは初めてであった。矢張り芸人さんというのか、スタイルが一般の形とは違っており随所に観察された。中でも「お祝いのお花」を贈ったのだが最近では「胡蝶蘭」が最も多いが、行って驚いたのは生のお花に代わって師匠の署名入り「勘亭流文字のヒノキの銘板」であった。そしてそれを帰りに持って帰れと言われるので私は自分で剥いで持ち帰った。面白い!世の中、色々な形があるなと思った。