2025年8月1日金曜日

Naniwa Global Academy

 遂に8月となった。本当に早い。時が飛ぶように過ぎ去っていく。神道の世界では6月31日は「夏越の大祓」として特別な意味を持つが、私は学校文化では7月31日が1年の前半戦が終わった時として捉えている。高温多湿の我が国ではこの時期、毎日のこのうだるような蒸し暑さの中で生徒を教室に閉じ込めるのは酷だと考え、学校は休業とし、生徒には「夏休み」を与える。定常状態から離れて少し自由に過ごせるようにとの学校側の配慮は先人の知恵であり、教育効果を考えれば素晴らしい考えではないか。しかし今日的な学校では教室での授業こそ無いが、実際はあらゆる部門で教育活動は継続いている。見た目は休みのようであるが実態はあらゆるところで様々に動いている。 

月替わりの8月1日、昨日の終業式の翌日であるが、教職員は休みではなくて仕事だ。今日から「Naniwa Global Academy」と称して生徒の希望者82人に徹底した「英語漬け」の毎日を送らせる試みが始まった。今までは40人程度であったがほぼ倍増である。会話力の必要性がひしひしと生徒にも迫っていると感じているからこのように多くの生徒が集まったのだろう。8月5日まで「日本語使用禁止」の光景が続く。主管は(株)NOVAさんにお願いし、講師は世界各国から関西の有名な大学で学んでいる、言わば日本留学している留学生と講師のNOVAの先生、合計16人で対応してくれる。蓄積されたノウハウをベースに様々な試みを入れながら英語を「習うより慣れろ」の精神で頑張って貰う方式だ。 


8時30分に講師の方々を部屋に招き入れ、ご挨拶した。記念に開校100周年記念の「天孫降臨焼酎」をお一人づつにプレゼントして生徒を宜しくとお願いし、その後会場に移って私は生徒に英語でスピーチをして激励した。こういう場合少し気障かも知れないがトップが英語で生徒に語ることが重要だと思って私はブロークンであるが英語を使って生徒に語るのが木村流である。大切なことは「努力」であり、5日程度で英語が上手く使えることには成らないが、「英語を使う勇気」が重要だと私は諭した。今回を契機に英語の学習に努力し励んで貰えばこの研修会の意義はある。私のスピーチを聴きながら生徒の顔は輝いていた。