今日は2学期最初の大きなイベントである、「塾長様対象の学校説明会」があった。1昨年は9月5日、昨年は4日であった。例年大体この辺りに入れているようにこの時期がぴったりとする。私立学校にとって「塾」とは切っても切れない「ご縁」があり、塾の本校に対するご理解とご支援があればこそ、今日があると強く思っている。受験生全てではないが塾にて受験勉強の指導を受けている生徒は案外と多く、塾の先生方から塾生や保護者に「浪速、面白いよ、今評判!一回行って見たら」となり10月以降順次始まる「学校での説明会」に繋がる。左程に塾との関係は重要である。そういう意味で来年度入試の号砲が本日鳴り響いた。
我々の取るべき態度はとにかく「誠心誠意」、包み隠さず「学校の今と目指す道」を聞いて頂くことである。塾側にとっても「浪速をご自分の目と耳で確認」すると言う行為は塾生への説得力に繋がる。今日は193塾、260人の参加申し込みがあり、沢山の先生方にお越し頂いた。私がこの学校に着任した当時は、説明会の会場は堺市の名の通ったホテル、大きなホールに満杯の先生方にお越し頂く為に「涙ぐましい努力」をし、会の終わった後は「会食」の場を設け、相応のお土産をお渡しするなど、今から思えば少しバブリーな昭和時代の説明会であった。
しかし時代は進み、ICTの完備している本校ではオンラインでも可能だが、1年に一回、理事長の生の顔を見、生の声を聞きたいとの話もあり、今でも会場は学校の体育館で行っている。理事長がどのようなプレゼンテーションをするか、説明も具体的で本校の実態が分かるような資料やデジタルを駆使した先駆的なものと心掛けている。トップバッターの私には20分与えられており、「今年の木村理事長は何を話してくれるのか?」が塾長先生方の関心事であり期待を裏切っていけない。ストーリー性のある資料の中味と「木村の語りとしゃべり」を武器にして腹をくくり、手前味噌だが今年も手ごたえのあるプレゼンになったと思う。
単なる歓迎の挨拶などにはしない。「こう考え、こう思うし、行政の動き等から本校はこうします」と考えを伝えるのである。「学校設置者としての立場だから高校、中学両方に目を向け、私の後は高校の教頭補佐兼進路指導部長のI先生、そして中学の教頭補佐N先生と続く。初の女性プレゼンターである。「トリ」は入試広報部の近藤教頭が2026年度入試について20分かけて詳しくご説明した。3人とも素晴らしいプレゼンだったと思う。