2025年9月25日木曜日

職員会議「クラブ顧問の心構え」

 今日は昨日の理事会・評議員会も無事にと言うか、素晴らしい形で終了し、「ホッと一息」付いている状態だ。今年の6月に役員改選があり、新メンバーの実質的な最初の役員会であったから、初めてご出席の方々もおり、早く雰囲気に慣れて欲しいと思っていたが、全くの杞憂であった。さすがに神社の宮司様だ!、教育にもちゃんとしたご意見をお持ちで、私は司会の立場で特定のテーマで意見を求めたら立派なお答えが返って来た。私自身は今次改選で8期目となった。思えば長くやってきているがまだまだ私の仕事はある。後輩たちを育て、「盤石の浪速となるべく礎」を作って、引退する積りだが果たしてそれが何時になるのか。自らに鞭打って頑張らねばならないと自分に言い聞かせている。 

今日は遠くフィリピン共和国からのご来客が9名、いらした。勿論大歓迎である。フィリピン最大の島であるルソン島の首都マニラの教育関係者のミッションである。仲介のグローバル文化交流会のトップであるTさんとは長いご厚誼があり、今回、依頼を受けてお受入れしたものだ。日本人の行動、なかんづく行儀の良さは、幼少中教育にあると考えておられ、今回の日本訪問に繋がったと言われる。本校は中高であるが、私立学校の見本みたいな学校として選択されたと言われ、気恥ずかしかった。団長のお方は女性で同国の教育省の副教育長に任じられているが現場経験もおありで、いわゆる「キャリア官僚」である。私は予定で詰まっており、後は中学校長に任せたが、非常に良い雰囲気で進んだそうで、記念写真に入って欲しいと又呼ばれた。 



次いで空手道部の保護者会のI会長様が来られ、学校に対して「寄付金」を持参して下さった。何と30万円である。先の浪高のインターハイ優勝、全国中学校選手権大会での浪中の優勝など今年は中高共に「全国制覇」を成し遂げ、その祝いとして保護者としては「学校への感謝とお礼」とお考えになったのだろうが、こちらこそお礼を言いたいと思う。特に主顧問のI監督への感謝のまなざしが尋常では無かった。それくらい保護者からの信頼を得ているのである。しかしクラブ活動も単に学校の指導者だけでの力量で勝てるなどはなく、稽古場の整備や充実、そして家庭でのご支援や日常生活の在り様がクラブ成績に影響を与えることを我々は強く知っている。 

確かに学校法人は多額のクラブ支援を行っているが、これも教育活動であり、このような素晴らしい保護者会は私にとって自慢である。中でも空手道部の保護者会は「分をわきまえて」おられることが素晴らしい。指導者の人事などには絶対にお口にはされない。大切な事だ。特に話題になったのはクラブ員全員を「食べ放題焼肉」に招待したことらしく深くお礼を言われた。又この機会に道場「錬武館」の畳を全面入れ替えることも保護者には朗報だったらしい。頑張れば良い事が必ずあるという事を試合に出た選手も控えに回ったクラブ員も同じように遇する処遇がトップには必要だ。単に勝つ為の運動部ではない。仲間と共に成長する事が目的であり、今空手道部は良い感じで動いている。立ち振る舞いが実に見事な会長さんだった。 

16時から久しぶりに「職員会議」があり、タイミングよく理事会の翌日であり、そのままの資料を使って何が話し合われたのか、私は詳しく説明し、合わせてクラブ顧問の先生方に「クラブ顧問が外してはならない心構え」を時間をとって話し、指導した。毎日が忙しい。