20日の浪速祭が終わって1週間が過ぎようとしている。ようやく身体の中の熱き血潮が収まりつつある感じだ。特に女生徒有志の神楽舞「豊栄の舞」と男子生徒有志の「神輿のお練り」は本校のみで目に入る特別な光景であり、実際、我が子が奉納する舞姿や法被姿に保護者は感動・感激の連続だった。スマホを眼前にかざして次から次と写真を撮っておられた。私が直接耳にした言葉は「神輿のお練り」で「この学校にはこのような立派なお神輿があるのか!」で、とにかく驚かれた向きも多かったと聞いた。確かにこのような神輿を2台も有している学校は本校だけかも知れない。毎年の事であるがこの二つのイベントに対応してくれた生徒には本当に有難いと言う気持ちが募る。
従って神楽部と雅楽部は「理事長直轄支援クラブ」として今まで支援をしてきたが、これだけは時代が変わろうとも、やり続けて行かねばならない。神社神道の学校として学院神社の大神様への生徒による奉納は最上級の奉仕活動であり、府内でも大きな神社様を除けば本殿で舞う舞姫の手配にもご苦労があると聞いているが本校ではクラブ活動としての側面もあって学校法人が支援しているから部員は多い。今日は舞姫と神輿お練りに参加してくれた生徒全員への奉仕料の授与式があり、私は運悪く急に用件が入り、自ら授与出来ないので、副理事長に私の名代として授与して貰った。
3月末に中学校棟の建設工事が竣功し、約半年正面道路側のフェンスに架けてあった幔幕は本日取り外した。多くの方が校内に入ってくれたお祭りが終わり、学校は次のステージに移る。これからはバナーや広告ではなくて実際にこの新しい教室に入って貰う生徒から自分の目で新校舎の中を感じて貰いたいと思う。このバナーの役目は終わったのである。22日には府の私学課からも現地調査として実際の図面をにらみながら新校舎を視察していただき、全ての作業が終わった。「頃は良し!」、幔幕を私は自らの手で取り外したのである。