今日は第18回目となる浪速中学校体育大会の日。その昔、私は着任して直ぐに「中学校に体育大会が無いのは信じられない!」と強く叫んだことを覚えている。あれから18年も経ったのかと思えば実に感慨深い。それまでは高校行事の陸上競技大会に言わば、紛れていたものを正式に独立した体育大会として中学校の学校行事に入れたのである。中学生徒数も少なく手間暇を考えて省略したのであろう。しかし中学生の出番は少なく、隅で遊んでいたような光景が目に入った事を今でも覚えている。それで「有無を言わさず」挙行した。その時の教員の対応は見事で私自身「えぇ!」と言う感じであり、安心した思いが今でも残っている。大体、保健体育科の教員は学校行事に極めて協力的であったことが幸いしたのだと思った。
昨年は途中から雨のため、プログラムを変更しながら昼食抜きで通して行い、13時過ぎには全てのプログラムが終了するようにしたが、今朝も開会式の後、「パラパラ」と時々きたがお天気は何とか最後まで持った。朝のうち、少し風が肌寒い感じの体育大会となりこれはこれで良かったと思う。炎天下は熱中症が心配だから。こうして開校102周年目の体育大会は多くの保護者の参加を得て盛大に挙行された。良い体育大会であった。演目最後の男子団体空手道の演武は緊張感もあって本当に感動した。14時には閉会式となった。
本校の体育大会はユーチューブでオンライン実況中継され各ご家庭の祖父母など今日会場に来られていないご家族にも配信されている。私は本部席と自室を行ったり来たりで生徒の活躍を楽しく観覧した。時間通りに進み、閉会式ではサプライズで理事長特別賞として、優勝チームには焼き立てパン券を1人3個、準優勝チームには1人2個、3位のチームには1人1個プレゼントするのが恒例で生徒たちからは大歓声が沸き起った。合計900個近くになるが安いものだ。頑張った生徒にはタイミングを外さず、こう言う事をすることで学校全体の雰囲気が良くなると信じている。