2025年10月17日金曜日

今日はPTA社会見学会 近江八幡市

 今日は「PTA社会見学会」の日であったが、生憎私は他用が出来て参加不能になったので急遽、高校の飯田校長に代わって貰った。最も先生は本校の正式なPTA主管の任を受け持っているから、場違いの人選ではない。今日の行先は滋賀県の近江八幡発祥の焼き物、「水茎焼(みずぐきやき)」の窯元である。元々私が陶芸好きだと知った担当が今回この場所を選んだのだが、前述したように行けなくなったので、私は出発に先立ち、「焼き物作りのポイント」を短い時間だったが述べて皆さんのお気持ちを盛り上げた。ポイントは「薄く、軽く」だと申し上げ、カッコ良い形は幅と高さのバランスであると申し上げた。 


水茎焼きは琵琶湖をイメージした淡水色(みずぐき青磁)をベースにし、滋賀県鳥カイツブリのロゴが目を引く特徴を持っているが、この焼物は、万葉集で詠まれ、平安前期の絵師巨勢金岡が美しさに描くのを諦めたと伝わる琵琶湖畔の名勝「水茎の岡」にちなんで名付けられたという。近江八幡市の北西部には水茎(すいけい)町や元水茎(もとすいけい)町という地名もある。昼食は「すき焼き弁当」と聞いた。浪速祭を終え、PTAの方々には本当に温かい協力を頂いた。良い秋晴れの一日、楽しい「土との闘い」をエンジョイして欲しいと念願しながら私は2台のバスを見送った。8時30分定刻に東征門をバスは出て行った。

 

その後入試広報部のK教頭と「入学試験の検定料」について簡単な打ち合わせを行った。現在本校もそして大概の学校も入学試験の検定料は高校入試も中学入試も「2万円」であるが、これを今後どうするかと言う重要なテーマである。入学金、授業料については私学課との要折衝項目だと認識しているが検定料はコストであり、一過性のものだけについつい忘れがちになるが私はしっかりとした論理構成が必要との認識である。今から1年かけて検討を進め、令和9年度入試から「入学試験検定料」について見直すように指示を下した。 

デジタル採点に移行する為にパソコンのソフトの導入、学校のITシステムの格上げ等コストも無視できなくなってきたし、検定作業そのものの信頼性も格段に上がってきている。この辺で幾ばくかの値上げも許されるのではないかと感じている。全教職員が問題作成、試答、試験監督、採点、確認、WEB発表、合否発表、事務手続き、封入詰め、発送等どのプロセスも緊張し進めるから労力や熱量などは半端ではない。これらの総合サービスをここ20年、受験生は変わらぬコストで受けている。 

遂に高校の学校での第1回目の入試説明会の来週に迫ってきた。今朝段階で昨年並みの申込者数である。「10月1回(25日)、11月1回(8日)、12月2回(6日と13日)」と合計4回続く。果たして来年度の入学者はどうなるのか、この4回の説明会を通して受験生の数が定まる。心して務めなければならない。青天井ではなくて当然入学許可が出せる数は上限がある。目標を持ち努力する受験生を待ちたいと思う。「グッド・スクールNANIWA」で学ぶ専願の意志を固め、是非本校に脚を運び、自分の耳と目で本校を観察し、受験先に選んで欲しいと思う。