「年寄りの冷や水」という言葉がある。老人が若いものの真似をし、冷えた水(又は湯冷ましで無い水、なお、「冷や水」は江戸期から明治にかけての嗜好品である「砂糖水」の別称であり、これを指した可能性もある)を飲んで腹をこわすことから、年寄りが、歳も弁えず若い者の真似をすると碌なことが無いという意味だ。自分はまだまだ若いと虚勢を張って若者と張り合ったのは良いが結局最後までは出来なかったたり諦めたりすると「年寄りの冷や水」と言われる。私は言われる前に一つ一つ仕事を整理し始めた。その一つが「耐寒行事への参加取りやめ」である。無理をすれば参加できない事は無いが先生方や生徒に迷惑が及ぶのを恐れた。
私は一昨年から本日計画されている「耐寒行事」の「葛城古道を完全踏破」と隔年で行っている「山之辺の道完全踏破」に実際参加して生徒と歩くことを諦めた。前々回の山之辺の道完全踏破で消耗し切った私は歩きながら「ぼつぼつこの行事からは引退時期かな」と悟って決断した。全行程16キロの最後5キロで本当に「くたくた」に消耗した。初めての経験であった。今後、万が一途中でギブアップし先生方へ迷惑をかけてはならないし、何時も元気な理事長を見せつけている生徒に幻滅を与えてはならないと感じたからである。理事長は何時も「カッコ良く」ないと駄目だが私の信条である。弱弱しい処を外部に見せる訳にはいかない。
戻って法人朝会を済ませ、ご来客をお迎えした。学校法人村川学園「大阪調理製菓専門学校」の校長代理のM先生と製パン専任教員のK先生のお二人である。かねてより村川学園の村川理事長にお願いしていたことが具体的に動き始めた。まず6Rの焼き立てパンのメニューやレストランの品揃えなど本校と村川さんとの「ウイン・ウイン」の関係作りが今具体的に始まった感じだ。今年の目玉の一つにこの6Rのハードやソフトの総チェックとリフレッシュがある。必要な資金も投入しながらあくまで生徒の為になる「食事処」を完成させて行きたいと思う。そしていざと言う時に専門学校から本校に応援に来てもらう事も当然有り得る話だ。さすがプロであり、隅々まで観察され多くの写真を撮っておられた。「施設が素晴らしい」とお褒めの言葉を頂き、少しだけ鼻が高くなった。