2019年8月28日水曜日

「ゴッドファーザー」


「Godfather」という有名な語句があります。私も大好きな、余りにも有名なアメリカ映画のタイトルです。元々はキリスト教に由来している教父,名親、 代父の意味で、生まれた子の洗礼式に立ち会って名を与え,霊魂上の親として宗教教育を保証すると辞典にはあります。要は「子どもの名付け親」という解釈が分かり易い。あるいは人や事業の後援育成者ですね。今では前述したように マフィア(組織暴力団)の首領(ドン)がゴッドファーザーです。そういう意味で言えば私は浪速学院のゴッドファーザー?不適切?言い過ぎ?思い上がり?言うならゴッドグランドファーザー?(おじいちゃん)

 

しかし間違いなく着任以来13年間で造って来た施設・設備の名称は全て私が考えに考え、名付けたものです。そう、私は本校のあらゆる設備施設のゴッドファーザー・名付け親です。皮きりは平成21年の千早赤阪村に開校した「多聞尚学館」でした。名称は極めて重要だと言うのが私の思想です。その設備の過去と現在と未来の意義を考慮し、教職員、生徒に「親しみと誇り」を持って貰うようなものにしなければなりません。これが案外と難しいのです。とにかく毎年毎年、校舎も校外の施設も全てを一新し、名前を付けて血が流れるようにしました。

 

そして私にとって恐らく最後になるであろう名付け親の機会が来ました。それは堺市美原スポーツキャンパス(仮称)の正式名称を決めなければならないのです。近々工事が始まるからで、本日結論を出し、関係者に伝えました。あの広大な堺市美原区の広場は以下の様に名付けることとしました。

 総称:学校法人浪速学院 浪速高等学校・中学校 
    「高天原スポーツキャンパス」

 構成:浪速八咫烏庭球倶楽部(略称:八咫烏)  平成31年3月竣工

   :浪速乾坤一擲ドリーム・フィールド(略称:Kフィールド) 

       令和元年9月工事着工  令和2年9月竣工予定

 


髙天原や乾坤の意味は全て神道教義から考えたものです。詳しい事はここで書く必要はなく、本校の教職員や生徒は良く知っています。髙天原は神道教義で最も重要な祝詞「大祓詞(おおはらえのことば)」の中の最初に出てくる語句で、「天つ神」が集う天上世界です。又乾坤は「古事記」の序文に出てくる「天と地」を示す語句です。乾坤一擲とは「ここで一発勝負をかける」という意味であり、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、陸上トラックの4種目が正規のフルサイズですし、又クラブハウスは東京オリンピックのどの会場にも負けないくらいの豪華な仕様としました。東京オリンピックの年に高天原(たかまのはら)フィールドが竣功するのも浪速学院の将来を輝かせる「瑞兆」ではないかと思うのです。