2019年8月16日金曜日

「教職員は私にとって宝、護るべく最大限に心を配り、動くが・・・・・・・・・?」


本校は恐らく日本の私立高校の中でも相当早くから「三六協定」を結び、「時間外手当を支給している学校」だと自負している。今「教員の働き方改革」が政府サイドからも言及されているが、もう本校では10年も前から実施している話だ。柱は「年間変形労働時間制」を採用し、忙しい時はある程度の時間まで頑張って貰い、そうでも無い時は早く帰って貰うように改めた。又夏休み期間を少しでも長く取れるようにしたのもこの時だった。お盆を挟み大体連続9日間を「リフレッシュ休暇」として設置したが、教職員には中々評判の良い制度である。

 

そのリフレッシュ休暇も昨日で終わり、今日から後半戦の突入だ。私どもは1月から7月までを「前半戦」、8月中旬の今日から12月末までを「後半戦」として捉えている。後半戦は何より「入試広報活動が本格化」してくる。早速明日と明後日は府内全私立学校がブースを出す「私学展」があり9月には「塾長様説明会」、10月以降は毎月に亘って学校にて「プレテスト」や「入試説明会」が12月末まで行われる。ドラゴンクエストではないが、「血沸き、肉躍る」時機の到来だ。

 

2学期の始業式は高校では22日、中学は26日であり、それまでに色々と教職員は準備作業がある。今日は早朝から全管理職との「拡大朝会」、続いて校務分掌の部長や主任との「校務運営委員会」、引き続いて「職員会議」があった。どのミーティングでも冒頭は今月初旬に発生した本校専任教諭の不祥事の内容と今日までの経緯について個人情報を留意しながら説明した。特に職員会議では声を大にし、時間を取って、念には念を入れ、「再発防止の為の考え方、いざと言う時の見の処し方」等について私は指導した。
管理職朝会

校務運営委員会


校務運営委員会
 

8月14日の本校の公式ウエブサイトの学校法人、浪速高等学校、浪速中学校のそれぞれのホームページのトップニュースに掲げた「私の謝罪文」を既に教職員は読み、事態を知っていたのか、皆さん、真剣な面持ちで私の話を聞いてくれていた。私は大切な教職員をまず守るべく最大限に動くが、「守ろうにも守れない限界を知れ!境界から外にはみ出ては救いようがない!」とまで言い、公教育を担い、正しい事を教えるべき教育機関に勤務している教職員の自覚と責任について訴えたのである。その後私は最終報告書を持参し府庁私学課に赴き、理事長としての謝罪と当該教諭の処分内容及び今後の方針等についてご報告を申し上げた。
職員会議


職員会議