2019年10月2日水曜日

花の高校3年生諸君、最後の大学入学センター試験に向かって頑張れ!

昨日の10月1日は一斉参拝の日。本校では大切な日であった。久しぶりに制服に身を包んだ生徒を見ると「本当に美しい」と思った。冒頭の講話で、この素直な私の感想を伝え、同時に制服のエンブレムについて話した。「三種の神器」と「八咫烏」がエンブレムに入っている意味を話し、今月の22日の今上陛下の「即位礼正殿の儀」に言及した。そして11月21日の「御即位奉祝御堂筋提灯行列」に本校吹奏楽部が先行するパレードに話を展開した。このような話は今日の若者は興味関心を抱く。神社神道の学校長としてご皇室との関連など生徒に伝えることは絶対に外してはならない学校長の責務のポイントである。

 
 


それにしても居並ぶ生徒の中で、「歌にも歌われる高校3年生」は後3カ月で実質高校生も終わるとなると思えば、「いとおしい」気持ちが込み上げてくる。可哀想な気持ちもするがそれは仕方がない。全国の110万人の高校3年生がそうなのだからね。大学、専門学校、就職などそれぞれが次のスッテプに進むのだが、本校は基本的に進学校で圧倒的に大学に進学する。過日来年1月のセンター試験の出願を進路指導部がまとめ、提出した。○○○人と大きな数値である。

 


令和元年のセンター試験でこの仕組みは終焉を迎える。令和3年からは名前も「大学入学共通テスト」に変わり、その装いを大幅に変える。1990年平成2年に始まったこのセンター試験も約30年で一巻の終わりである。新しい共通テストは特に英語受験の方法と国語などの記述式問題など登場し高校サイドに揺らぎを与えているのは間違いない。英語は「読む、書く」に加えて「話す、聞く」が加わり所謂4言語の力を問われる。英検やTOEICなど「外部英語検定機関」の取り扱いは公立高校は延期を文部科学省に求めているが、私立の我々の立場は「予定通り進めて欲しい」と思う。今更変更などは駄目だろう。

 

年が明けた1月の最後のセンター試験は「受験にセンター利用」する大学が国公私立で4年生大学で705校、短大151校とある。過去最多である。この最後のセンター試験は翌年から共通テストに変わり、又受験の中身が変わって来るので受験生は間違いなく「安全志向で現役合格」を目指すだろう。受験生も保護者も浪人は避けたいと思っている筈で、現在進めている保護者との進路相談も悩ましい。

本校では既に指定校推薦で約20%の生徒の進路は決まっており、今後センター試験、一般公募、一般入試と本格的な受験シーズンがやって来た。ここが最大の私立高校の重要な局面である。3年生の学年団は緊張感を以て進めて欲しいと声を大にして訴えているところだ。「花の高校3年生諸君、次に向かって最後の頑張りを!!」