昨日は本校にとって重要な人物の表敬訪問があった。現在進めている令和2年度からスタートする新コース「浪速国際コース」の準備が着々と進んでおり、そのキーパーソンが本校を訪問してくれた訳だ。女性である。このコースの生徒達は高校2年生になった令和3年度の海外修学旅行に代わってフィリピンのセブ島に語学研修に派遣する。このフィリピン側コーディネーターが昨日の来訪客である。
お名前は書かない。その人は日本の沖縄出身で現在フィリピン・セブ島在住。インターナショナルスクール卒業後、旅行業に携わり、DISCOVERY TOUR,INC. 代表取締役を務める。英語、日本語、タガログ語、セブアノ語に堪能で、過去には、日本テレビの人気番組「電波少年」のフィリピンロケのコーディネート、NHK系の撮影、クレイジージャーニーのロケハン、さらには、モデルの撮影コーディネート、ボクシング亀田3兄弟のフィリピン国内試合での競技通訳、また、日本人が現地で被告となったときの裁判通訳なども務めた経歴がある。
さらに、保険関係では、日本人観光客に何かあった時にまず日本の保険会社各社が電話をするのが、このお方で現在は、ご息女と、ショッピングモールの一角でマンガ喫茶も経営する実業家でもあり、このお店のオープンは、セブ島の新聞で大きく取り上げられたと聞く。この国の治安は大丈夫かと思う位だがこのセブ島での英語の徹底した訓練は今や世界で有名である。私はこの地に生徒を送ることを決めた。そこにこのような卓越したコーディネーターを持つことは最高の僥倖である。「千人力」「鬼に金棒」と言う言葉があるが彼女のような人の事を言う。
昨日の会談は最初から英語だけで行われたのだが何回も何回も「私の英語が素晴らしい!」と褒めて下さった。「赤面の至り」だが確かに昨日の私の英語は上手く口から出たと思う。フィリピン英語は何か分かり易い。とにかく英語は訓練だ。誰でもその気になれば喋れる言語である。日本語の方が余程難しい。フィリピンのセブ島で国際コースの生徒たちはまさに「地獄の特訓」で英語会話訓練を受ける。今後浪速国際コースは本校の目玉コースとして10月からの入試説明会で順次発表して行くが、彼女を得た事で「大いなる安心感」を得た。現地の教室やホテル、アクティビティなどをファイナライズする為に高校教頭と英語科主任を再度派遣することを決めた。来年度、概略定まった段階で私も現地の視察をしなければなるまい。