2020年2月11日火曜日

今日は皇紀2680年 建国記念の日 高校入試面接試験


高校入試二日目、今日は面接試験の日であった。学力試験に比べ形式的だとの意見があるかも知れないが、決してそうではなくて私は面接の方がある面、より重要だと考えている。受験生に対して「受験生の皆様へ」というプリントを配り、「建学の精神」「浪速高等学校の生徒としての基本」生徒指導上の細目である「浪高生20の約束」に目を通して貰い、高校生活における主な校則」を理解して貰うのだ。そして最後に面接官から「本校の校則を守ることへの意思確認」「神道行事に参加することの意思確認」を「さらり」と聞き、「本校を希望した理由」「本校に入学できた時の目標」をこれまた「さらり」と聞いて終える。




この「さらり」がポイントである。根ほり葉ほり、執拗に、ねっちりと訊くなどとんでもない所業である。教職員へは徹底したマニュアルを事前に渡し、「ニコニコ笑顔」で誠実に温かく接するように今日も私は冒頭指導したように用意周到で臨むから、今まで問題はなかった。まだ受験生の段階で本校の生徒ではないし、親の職業、家族構成とか髪の色を問いただすとか、そのような感覚で面接に臨んで貰っては困るから、感性や経験の不足している教員は面接官から外している。






昨日の学力試験、本日の面接試験を終えた受験生はまさしく「ほっと」した感じで学校を後にして自宅に帰る。今日は令和初の「建国記念の日」であり、正門や中央館屋上には「国旗」が晴天の中翻っていた。今年は養老4年に編纂された「日本書紀」の1300年の節目の年に当たる。これより8年前の和銅5年に編纂された「古事記」が年代を外した一大叙事詩的であったからなのか、日本書紀は徹底して年代的体裁を整え、初代「神武天皇」が日向を出発して「海道東征」の苦難から遂に大和を制定して「日本国を建国した」時を2月11日と決めたのである。






令和2年、西暦では2020年の今年は紀元から数えれば皇紀2680年になる。昔は今日の日を「紀元節」と言い、私たちの祖先はこの日「国の基」「国の御柱」を想った。私は昨日、今日と多くある私立高校の中で本校を受験選択してくれた新時代を担う若者の中から、一人でも多く入学して貰い「日本という国の素晴らしさを知り、誇り」を身に着けて欲しいとつくづくと思った。歴史を奪われた民族は滅び、己の歴史をないがしろにした国家は皆衰退の歴史を辿った。




令和5年には創立100年を迎える本校は我が国の悠久の歴史2680年に比べれば、小さな数値100年であるが、私は100年の時の刻みは誇っても良いことだと思う。次は創業200年を目標に後輩たちに頑張って貰いたい。その為には神社神道の学校として「生徒に選択して貰う学校」であり続けることである。