2020年2月15日土曜日

学校の品格を高めよ、民度を上げよ!


1月18日の中学校一次A入試から始まった入試シーズンは今日の「高校1.5次入試」で終わった。この間大学入学センター試験があり、高校の卒業式があったりで、本当に気を遣う毎日であった。長い道のりであった。教職員が頑張ってくれ、まったくトラブルなく本日まで来た。これで「来年も浪速で働く全教職員は飯を食っていける」。今日の1.5次は昨年よりも多い受験者で在校生が授業を受けている中での試験である。しかし受験生のために独立した空間を設け、今まで以上に気を遣った誠意ある受け入れとするように朝会で先生方に求めた。あくまで徹底して「至誠の浪速」である。高校の入学者が決まるのは公立高校の合否発表がある3月19日である。この日併願入学者の数値が判明する。





明日からは令和2年度の本格的な準備が始まる。私のところには来年度の学校行事の原案や校舎の清掃業者選定の決済など求めてきたりして、「来年度の学校行事も校舎も新しく再生」して入学生を迎えるのだ。特に来年度から「自主的学習」「教職員の働き方改革」を二本柱として浪速は新時代に突入する。その覚悟を持って我々は令和時代に入るのだ。そして今まで「積み残してきたもの」を一つづつ拾い上げて、つぶしていかねばならない。いわゆる「完成度を高めた教育」を目指す志が重要である。見過ごしや、放置は許されないと知るべし。今まで以上に「目と頭を使って」いく必要がある。今勢いのある浪速を安住の地と思い、「ボー」と突っ立っているだけの教職員は要らない。





前からと書くと半年や1年前みたいに感じるかも知れないが、私自身ではもう10年超しの課題だった「男子生徒の更衣場所」についてあらゆる面から検討し今回、対策を講じることにした。それは男子生徒用の正規の更衣室を設けることと各教室の透明ガラス丸窓の目隠し用具を開発したことだ。体育の授業には体操服に着替えるのだが、これについて私はかねがね疑問を抱き、まず運動クラブ員が更衣する場所を数年前には作った。紳士たるべき男子生徒が女生徒の目に入る場所で「パンツ一丁」で更衣するなどは「民度の低い」ことであり、文化的とは言い難い。そのような光景を見ることは嫌だった。本校は生徒も教職員も品格の高い人ばかりであるが、今まで以上に上げなければならない。




もちろん女生徒には更衣室を用意しているが今まで男子用は設けていなかったのでそれを作るようにしたのだ。今回改めて多くの公立学校、私立高校などを調査したが、多くの学校は何もしていない現状も分かった。しかし本校は一歩前進させる。しかし本校の如き大規模校になれば一度に更衣する人数が多いため、10分間の授業間で更衣するためにはやはりホームルーム教室を更衣場所として使えるような「手立て」が必要であったのである。色々と担当者が考えてくれて「格好の試作品」が出来上がった。昨日それを装着してみたのだが、「手軽で」、十分に目的に適うものだった。4月以降マニュアルを整備し各教室に配備する。これで浪速高校、中学校の生徒間同士において広義でのセクハラ防止になるだろう。今回の措置で「浪速の民度が一ランク上がった。」と喜んでいる。