2020年3月11日水曜日

大学合格実績順調!


あれから9年経った。本当に早いものだ。あの時は翌日に控えた「浪速武道館」の竣工祭、祝賀会の為にお茶室「洗心亭」で掛け軸の選定作業をしていた。午後の2時46分過ぎに「ゆらゆら」と床の間の掛け軸は揺らぎ「あれ!地震?」とつぶやいたのを今でも鮮明に覚えている。「正門に半旗」を掲げ犠牲になられた方々への鎮魂とさせて頂いた。9年後の今は新型コロナである。何時の世もそうだが、人間社会は平穏無事などあり得ないと知るべきである。次から次と「何かが起こる?」。問題は起こった時にどうするかだが、こればかりは明確な答えはない。人間は偉そうに言っても「何か新しい問題の出現には極めて弱い」。起きた後の論評は極めて得意だが事前の予測など誰にも出来ないのである。





学校とて同じである。しかし学校という組織は「行事消化型組織」で毎年、毎年「同じことの繰り返し」だから他の組織に比べて幾分変化への対応は得意とする。今日も「専願点呼」の日であったが、新型ウイルス対策として教員は「見事に対応」を考えてくれ、教室分散で放送による説明会とした。本校の新校舎の強みが如何なく発揮されている。10時に始まり11時には終了だから時間短縮も果たした。



本年度大学合格実績がほぼまとまってきた。国公立の後期試験の結果は23日過ぎになるから月末の理事会報告は中間報告となるがそれでよい。昨年が今一つだったから今年の躍進というか数値は嬉しい。すべては進路指導部長の力量と学年主任はじめ担任団の成果だ。進路指導部長は元に戻っただけと言うが素直に評価したいと思う。今大きな勢いのある近畿大学へは倍増の132人が合格した。おそらく一私立高校としては最も数が多いのではないか。近畿大学から何かしろの「ご反応」が本校にあるかも知れない。







私立学校に行かせる保護者の思いは我が子の進路実現である。しっかりと勉強を教え、生徒を激励し、努力させることが教師の腕の見せどころである。難関の大阪市立大学に現役で複数名が合格した。市大の正門前でセンター試験に向かう本校生徒の激励に行ったあの日の事を思い出し、今日の私はすこぶる機嫌が良いのである。