2020年3月19日木曜日

鎮め物 「新型ウイルスよ、鎮まれ!」


「鎮め物」という言葉がある。これは“しずめもの”と呼び地鎮祭のとき、「土地の神」をしずめるために地中に埋めるものである。神社神道の世界では重要な儀式である。 昔は人形 (ひとがた) ・鏡・剣・矛などを埋めた。今日も私は朝9時に「高天原スポーツキャンパス」に急ぎ建設中の「乾坤一擲ドリームフィールド(Kフィールド)のクラブハウス工事現場で建物の中心に埋設した。「神事」は既に先に竣工した「八咫烏庭球倶楽部」の時に済ませておいたので今日は鎮め物をお納めしただけであった。この高天原は文字通り天上世界みたいな台地で「風が通り、陽も燦燦と輝く」、申し分のない土地で新型コロナウイルスなどは微塵も存在しないような場所である。「鎮め物よ!願わくば世界のコロナウイルスを鎮めて欲しい!」







トンボ帰りに学校に戻り一人の来客を迎え、その後は中学校の転入試験がありその合否判定に臨んだ。入学許可の権限は法的に担保されている中学校校長の専権事項であるが、「学院長」として中学校校長の意見具申を尊重して関与する。特に特待生などであったら学校資産に影響するから、そういう意味では理事長としての関与も本校の「寄付行為」や「内規」で定められている。中学2年生と3年生が東大阪から、一人は奈良から「どうしても浪速に行きたい」との要望で入学を許可する方向で結論を出した。ますます浪速中学校の人気が高まっている。中学は総数で344人となる見込みで、浪速中学がますます頼もしくなり理事長としては心強い限りである。




今日は極めて神経を使う日であった。公立高校の合否発表が本日午前10時にあり、その結果を見た生徒と保護者が本校への入学手続きに15時を締め切りに来校される。受付の窓口も案内する担当者も細心の気配りで対応することは極めて大切な私立高校の「ビヘイビア」である。受付窓口で笑ったり、大声で喋りながら対応するなどは「もってのほか」であり、常日頃からきつく指導している。新型コロナの問題もあるから併願入学者も一堂に会せず、各教室に分散して「短時間で済む」ように資料なども用意しなければならない。その間制服の採寸などの作業があるから生徒にしてみれば「大変な思い」であることは想像に難くない。それだけに「入学して良かった」と思って貰えるように頑張って参りたいと思う。


先の専願入学者、浪速中学校からの内部生、そして本日の併願入学者を合計した数はシュミレーションの中央値ピッタリ数値となった。クラス編成は〇〇クラス体制とした。想像がピタリと当たり、慌てて何かをするようなことはなく、以上でもって新年度の概要が定まった。高校は3学年で合計2028人と2000人の大台をキープした。中学は前述したように3学年合計で344人だから学校総合計は2372人を擁し、総クラス数は〇〇クラスの学校である。決して悪くない数値であり令和2年度も教職員と心を一つにして生徒の為に頑張って参りたい。

今日で実質、令和元年度は終わった今後は4月以降の離陸に精力を傾けて準備に入る。本校専属の写真館さんが来年度使う写真を四つの場所で撮ってくれたが、果たしてどの肖像写真を使おうか?イケメンでないだけに悩ましい。入試広報部が私の写真を使う頻度は結構多いからどの写真を選ぶか、慎重にならざるを得ないのである。これも来年度の準備の一つである。