2021年2月5日金曜日

93歳まで現役で頑張るぞ!

今日は「浪速中学校の2月入試の日」であった。本当に最後の最後の試験で、今日で本校の中学入試業務は全てが終わった。他の私立中学の事は存じ上げていない。昨年は1名だったが今年の2月受験者は何と5名で最近では珍しい数の多さであった。理由は良く分からないがコロナの影響などもあったのかも知れない。合否判定は4人が合格で残念ながら一人は不合格となっている。本校では合否の判定は基準にのっとり、厳格に運用されている。まず担当者の結果判定、それを管理職会議で査定し、最終的に理事長・学院長が判定する仕組みである。過去、入試に疑義があり問題となったことがないのは我々の誇りである。これで何と来年度の新入生は昨年並みで4クラスである。正直言って3クラスでも不可能ではないが、「浪速中学は少人数教育」を目指しており、原則一クラス当たり35人以下を実行している。昨年度から4クラスとなり教員数は増えるが教育の質の向上の為だ。校長先生以下中学校の先生方は責任を持って生徒の面倒を見て欲しいと思う。さぁ次は10日からの高校入試だ。こちらも頑張らねばならない。

 





今日は前からの予定が組まれており、学校車で和歌山市内のホテルに向かった。昔、住友金属和歌山製鉄所勤務時代に私と同郷であり、大変お世話になった某企業経営者の「しのぶ会」に参列した。93歳のご長寿であった。大学を卒業し、最初に勤務したのが和歌山市で最後も、和歌山であった。会場のホテルは「和歌山城」の真ん前にあり、随分と懐かしい想いで、お城を眺めた。あれから19年も経ったとは思えないくらいの時の速さであった。企業時代も仕事は頑張った積りだが、栄枯盛衰は世の常で私が愛した住友金属ももう消滅して日本製鉄となった。和歌山市内も昔の面影はないくらい変貌していた。もう訪れることは無いかも知れない。

 



産業界から今の教育会に転じ、既に19年、教育の仕事も遣り甲斐があり、双方を経験できた事は幸せであったと今日、つくづくと思った。それでもまだ企業経験期間が長いが、心の中ではとおの昔、既に企業人からは完全に解脱していると思っていたのだが、恐らく残差が残っていたのか?和歌山が懐かしかった。しかし今日の和歌山訪問で完全に「吹っ切れた」と感じた。後は一日も長く、浪速学院浪速高等学校、中学校の発展の為に全身全霊を投入し、生涯現役を貫く積もりだ。お世話になったT氏は93歳まで頑張られた。これからすれば私など「まだまだ小僧」「ひよっこ」だ。93歳まで現役で頑張ることをここに宣言する!教職員の「ひゃーつ」という叫び声が聞こえるようだが気のせいか?