18,19日と連休にし、今日から通常通りの授業が始まった。朝から次々と教職員が入って来て、過日の浪速祭の盛り上がりに誰もが言及していた。このような事は珍しいことだ。100周年誌の編集担当者は「100年目の浪速祭を後世に伝えたい」と言ってきたので完成時期を遅らせてもそうすべきと私も賛同した。確かに「もの凄い熱気と歓喜」にあふれたお祭りだったと思う。事務局のカウントで生徒と保護者で総勢約6000人に迫る数の入場者だったから広いグランド、体育館、大きなホールがどれも満杯ですれ違うのにも気を遣った。インフルとコロナ、それに熱中症を心配したが、もはやあの時点では如何ともし難い雰囲気で「場の勢い」に任せるしか無かった。「集団が燃える」とはあのような状況を言うのだと感じた。やはりハイライトは豊栄の舞と神輿のお練りだったと個人的には思う。神社神道の学校のお祭りとしての雰囲気がこの演目で醸し出されたと思う。模擬店は決して悪くは無いがこれだけでは駄目だ。「祭事」が必要である。
私はと言えばあの蒸し暑い中で4年振りの浪速祭の状況を心配しながら全ての会場を次から次と2回は回ったのだが、結局茶道部の呈茶には行けなかった。自治会担当の企画の勝利で、何処も人の波でごった返し、行き交う生徒はわざわざ「めっちゃ楽しいです!」と声をかけてくれた。中には「先生、有難うございます」と丁寧に言ってくれる者もいた。そう「楽しい学校行事」が一番である。長いコロナとの闘いで生徒には内心「鬱屈」したものもあったのだろうが今回の浪速祭でそれは多分に発散したと思う。各クラスが揃いのTシャツを着て求心力を高めており、僅か一日のお祭りだったが揃いのユニフォームは大きな友情の証として元を取ったと思った。私は学校の用意したスタッフ用とPTAが用意してくれたサプライズのユニフォームと2着もあってPTAの会場に行く時はそれに着替えて行った。背なかに「理事長」と印刷しており恥ずかしかった。
今日は大阪府神社庁で秋季の合祀祭と慰霊祭があって参列した。本校は年に一度、春季例祭時に合祀祭・慰霊祭を行っているが秋は色々とこの浪速祭など行事が有って春だけにしているが神社庁は春と秋の2回行っている。誠にご懇篤な事で関係者の一人として私にもご案内があって欠かしたことはない。この席でも過日の浪速祭が話題になっていた。それは神社庁傘下のお宮の子弟が本校で学んでおり彼らから話しを聞いているのである。膨大なエネルギーをかけた浪速祭がこのように生徒、教職員、関係する神社の関係者の方々に評価されるのは極めて嬉しい事であった。次の大きな行事は10月21日の「中学校体育大会」、25日の「高校体育祭」だ。生徒の為に頑張らねばならない。