令和6年度浪速中学校入試における第3回入試説明会とプレテスト対策講習会が2日の土曜日にあり、今朝、西田中学校校長、入試広報部所管の高校のD教頭、それに中学校教頭補佐のK先生から報告を受けた。何時もながら、微に入り細に亘った資料で、詳しい数値や保護者アンケート結果などが満載だから大変に役に立つ情報である。K教頭補佐の資料はパーフェクトで素晴らしいものであった。来年度の入学者数も期待できる数値が見えそうで私は安堵した。「すべからくデータや情報こそが命」と考える私はこの辺の資料には厳しい目を注ぐ。データに溺れてはいけないし、情報過多に振り回されてもいけない。「眼光紙背に徹する」ではないが長い経験から隠れた真実を想定し、生きた広報活動をしていかないと、活動などは、その場限りの年度単位の単発に終わり「積み重なった」ものにはならない。経験値は「しんしん」と積み重なったものであるべきであり、それが我々の貴重な「ノウハウ」になる。そしてノウハウは一人の物ではなくて共有して行かねばならない。
データ整理や分析は「人間がやるもの」でそこには担当者自身の人間の骨格が色濃く反映される。人が変われば見方ややり方も変わるのは当然で、これはこれで仕方がない。そうなった時に最適な方法は「人事」である。長くその任にあると人間はその仕事に捕らわれ、自らの「固定観念」に固まってしまい、新たな視点が出て来ない。K補佐は長い間入試広報部長の重責をこなしたキャリアである。その人の新たな活躍の場として私は中学校の教頭補佐に昇進異動させ、「幅を広げて」貰いたいと考えた。その後任として新たに事務室からK氏を入試広報部に移動させ教頭補佐に任じた。目的は「人心一新」でもあった。昨年は開校100年と言う事で二人のKさんには同時並走して貰ったがぼつぼつ役割の変更をしても良い時期だと私は考え、校長と教頭に検討を指示した。それは二人のK氏を育成する為である。これが出来ないような管理職は失格であると強く申し述べた。とにかく「仕事を変え、新たな仕事で人を育てる」のである。今のままでは両氏に申し訳がない。
学校は17日の「浪速祭」の準備が加速し始めている。中でも自治会担当のI先生がキメの細かい良い仕事をしてくれている。今日は記念品のクリアファイルの試作品と保護者の入場券の持ってきてくれた。又正式な保護者宛の案内状も出来、発送すると言う。中学では初めての企画で「多聞果樹園・農園」ゆかりの産物として「産直」を開くと担当のK先生が張り切っている。何とテントに「幟り」を立てるとそのデザインを持って来た。私は「売るもの」が幟りよりも大切だと思うが、今のところ、「ブドウ」「イチジク」「新米」「その他産物」を色々と考えているとの事であった。4年振りに保護者を校内に招き入れた模擬店も出るお祭りであり、生徒、保護者に学校に誇りを持ち、元気を出して貰う為に私は全面的に浪速祭を支援していきたいと思う。