2023年9月22日金曜日

「歌う」と幸せホルモンが分泌される!

 歌うと「幸せホルモン」が分泌されると物の本にあった。副交感神経が優位になるだけではなく、セロトニンやドーパミン、エンドルフィンといった「幸せホルモン」が分泌されるらしい。 これらのホルモンは精神安定の効果があり、幸福感や満足感を感じやすくなると言われており、絶対的に歌うことは体に良いとある。私もそのように思う。とにかく心と身体の健康には「うた」がいい。身ぶり手ぶりを加えて表現豊かに歌うと、血圧の安定や、血糖値の低下などの変化が期待されるというデータもあり、 体を動かしながら歌うことは、腹式発声による有酸素運動に加え腰の運動にもなり、腹筋を鍛え腰痛の改善にもつながるともあった。「良い事ずくめ」であり、従って私も歌が大好きで出勤すると執務室でまず音楽を聴きながら調子と気分を上げて行く。又私的にも健康カラオケ大好き人間であり、時々唄わないと身体の調子が悪くなる。 



今日は浪速祭の「番外編」ともいうべき中学校の「第11回目となる合唱コンクール」の日であった。15年前に中学校校長兼務だった私が始めた。「歌声が聞こえる学校は良い学校」との信念である。クラス形成、絆、いじめ問題等々クラス単位の合唱は大きな効果があると進めたのである。元々は浪速祭のプログラムの中に入っていたものだが、総合的に検討して今年から浪速祭が終わった後にやるようにした、中学全学年共通の行事である。保護者ご招待で課題曲と自由曲の2曲でのクラス対抗の形であり、いやがおうにも盛り上がる。今年は開校100周年と言う事もあって課題曲は「校歌」とした。今浪速中学校は「今、注目の中学校」であり、新校舎の建設も順調に進んでいる。遂に来週の26日には「鎮め物」を地中に埋める儀式がある。更に令和6年度入学生から幾分かの学校納付金を上げさせて頂くことにして25日は臨時理事会を以って議決することを考えている。納付金とは入学金と授業料である。 


納付金のアップは当然、保護者にとって負担ではあるが現在の浪速中学の納付金は府内60校の私立中学の中で中位より下にあり、新校舎建設の資金需要など考慮し、私が「値上げさせて頂く」と決めたものだが、何より浪速中学の教育の中味について私は自信と誇りを有しており、この教育活動に相応しい納付金を決断した。もう15年も値上げしておらず、保護者にもご理解頂けると判断した。職員会議では中学校の教員に対して背景や意義と責任について十分に説明し授業料値上げに恥じないような仕事を更に高めて欲しいと訓示した。「安かろう、悪かろう」ではなく、浪速中学校のポジションを更に高めていく起点にもしたいと思う。素晴らしい新校舎を持ち、益々中学校が燦然と輝く大阪を代表する浪速中学校に成長して欲しいと思う。

休憩時間には生徒が私の所に来て「グータッチ」や「じゃんけん」を求めてくる。中学生は可愛い。本当に良い合唱コンクールだった。生徒は一生懸命に練習を重ねて来たというから良いハーモニーであった。勿論、演歌などは一つも無い。私には良く分からない今日的な歌でも、生徒の好む歌がどのようなものか分かっただけ、大いに勉強になった。会場沢山の保護者もスマホを片手に嬉しそうに我が子を追いかけていた。特にハイライトは教員の合唱で難しい曲を見事にやってくれた。会場が割れんばかりの大拍手で、生徒が飛びあがって喜んでいた。生徒と教員が一体となる、これが「浪速教育の真髄」なのである。