大学などは規模が大きいだけに本当に悲惨で未だに「オンラインリモート授業」で学生からは授業料返せとか友達が出来ないとかの悲鳴が聞こえてくる。しかしコロナはそれでも大学を中心に襲い掛かってきている。「ひたひた」と学校に迫っている感じで、全国の大学や高校でクラスターの発生が報じられている。野球、ラグビー、サッカー、水泳など運動部に多い。声を出すなとは言えないスポーツで特に寮生活をしていると危険だとウイルスは警告している。幸い本校は今日現在、感染者はいないが明日は分からない。しかしこのコロナの問題は「びくびく」していても仕方がない。今やれることをしっかりとやり生徒や教職員に常に警告を発することだけだが、「いざ」と言う時には「淡々と措置する」マニュアルは出来ている。
幸いうちの保護者はしっかりとした立派な方々ばかりで我が子の体調が思わしくない時には完全な対応をしてくれる。まず学校にいち早く連絡してくれ、PCR検査で陰性を確認し、その上で学校と今後の措置を話しあうのだがこの夏休み期間中も1件あったが、陰性であり、高校は22日、中学は25日の2学期始業式には2300人全員が揃って登校することに今日現在ではなっている。始業式前でも学校は忙しい。昨日から来年度入試の問題作成が始まっている。その部屋には私も入るのを遠慮しているし、スマホの持ち込みなども厳禁だ。又中学では昨日から「イングリッシュキャンプ」が始まっている。
これは中学生対象の英語コミニュケーション能力の向上を目指し希望者を対象に徹底的にネイティブから教わる特別プログラムである。(株)イングさんと組んで5人のネイティブ講師を呼んで順調に進んでいる。今朝ほど私は彼らを部屋に来て貰い懇談の場を持った。当初は千早赤阪村の「多聞尚学館」にて宿泊合宿だったがコロナを考え学校で教室を分散し、密を避けながらやっている。費用は神社庁ふくろう奨学金と浪速中学校教育後援会から一部を援助し、保護者負担は極力少なくなるようにした。保護者の経済問題が私学を直撃することがないように教育の中味の向上、それに教育環境整備を忘れてはならない。その為に私は資金を「やりくり」して生徒と教職員への還元が重要と私は強く意識し、実行している。学校はお金を残すところではない。教育の為に使う所である。ここは私立学校法の根幹の部分である。「ぎりぎり」くらいが丁度良い。