2020年8月18日火曜日

中学校イングリッシュキャンプ

どうも気分が盛り上がらない。コロナのせいだ。昨日内閣府が発表した4月~6月期の国内総生産の数値は年率換算で何とマイナス27.8%だという。平成20年9月のリーマンショック時の数値が17.8%だったから如何にすごい数値か分かる。輸送、旅行、外食産業などが壊滅的でこの先の展望もない。言葉を無くする。安倍総理も体調が優れないみたいだし、世界中が「閉塞感」の中にある。経済との両立というが一歩間違えば人間の重篤な病と死に至るから、社会は行くも地獄、留まるのも地獄といった感じだ。しかし学校はあくまで「健康第一」で行くしかない。本校では現時点で、直接的な経済問題がないから私は生徒の安全と気分を鼓舞する為には惜しみなく資金を投入する積りだ。ただそれも校内に限りたいと思う。世の中がこのような状況の中で校外で能天気みたいに思われる企画は今は拙いと思う。今は「慎ましく」が学校の正しい姿ではないか。だから吹奏楽部の演奏会も外部大阪城から学校内の施設で実施して貰った。



大学などは規模が大きいだけに本当に悲惨で未だに「オンラインリモート授業」で学生からは授業料返せとか友達が出来ないとかの悲鳴が聞こえてくる。しかしコロナはそれでも大学を中心に襲い掛かってきている。「ひたひた」と学校に迫っている感じで、全国の大学や高校でクラスターの発生が報じられている。野球、ラグビー、サッカー、水泳など運動部に多い。声を出すなとは言えないスポーツで特に寮生活をしていると危険だとウイルスは警告している。幸い本校は今日現在、感染者はいないが明日は分からない。しかしこのコロナの問題は「びくびく」していても仕方がない。今やれることをしっかりとやり生徒や教職員に常に警告を発することだけだが、「いざ」と言う時には「淡々と措置する」マニュアルは出来ている。



幸いうちの保護者はしっかりとした立派な方々ばかりで我が子の体調が思わしくない時には完全な対応をしてくれる。まず学校にいち早く連絡してくれ、PCR検査で陰性を確認し、その上で学校と今後の措置を話しあうのだがこの夏休み期間中も1件あったが、陰性であり、高校は22日、中学は25日の2学期始業式には2300人全員が揃って登校することに今日現在ではなっている。始業式前でも学校は忙しい。昨日から来年度入試の問題作成が始まっている。その部屋には私も入るのを遠慮しているし、スマホの持ち込みなども厳禁だ。又中学では昨日から「イングリッシュキャンプ」が始まっている。









これは中学生対象の英語コミニュケーション能力の向上を目指し希望者を対象に徹底的にネイティブから教わる特別プログラムである。(株)イングさんと組んで5人のネイティブ講師を呼んで順調に進んでいる。今朝ほど私は彼らを部屋に来て貰い懇談の場を持った。当初は千早赤阪村の「多聞尚学館」にて宿泊合宿だったがコロナを考え学校で教室を分散し、密を避けながらやっている。費用は神社庁ふくろう奨学金と浪速中学校教育後援会から一部を援助し、保護者負担は極力少なくなるようにした。保護者の経済問題が私学を直撃することがないように教育の中味の向上、それに教育環境整備を忘れてはならない。その為に私は資金を「やりくり」して生徒と教職員への還元が重要と私は強く意識し、実行している。学校はお金を残すところではない。教育の為に使う所である。ここは私立学校法の根幹の部分である。「ぎりぎり」くらいが丁度良い。