昨日から「高校願書の受付」が始まっており、28日まで続く。願書は極めて極めて重要な文書であり、受験生の、大げさに言えば人生がかかっていると言っても良い。府内各公立中学校からの本校希望の受験生の願書提出であるが、時代の変化で「願書の郵送」が主体になってきている。一昔前までは中学校の先生方が厳重に管理して「持参する形」であったがコロナ禍の中、教育委員会の指導もあって形式が大きく変わってきているのである。今年は大半が郵送になるかも知れない。本校の場合は府内トップクラスの受付願書が多い学校だから取り扱いに「ミスがないように」チェックしなければならない。郵送だけなら良いが、直接持参もあり、より注意が必要である。まず中身の徹底的なチェックだ。特に現在公立中学もコロナオミクロンに襲われ、学級閉鎖や休校になったりして中学校サイドも受験生の対応に混乱している様子は想像できる。
ところで新型コロナのワクチンの接種券などおよそ7000通の郵便物を雑木林に捨てたとして、大阪の郵便配達員が逮捕されたことは大きなニュースになりテレビや新聞で報道された。「配達するのが面倒になった」と供述しているということだが、信じられない所業だ。逮捕されたのは、堺市美原区にある美原郵便局の配達員で警察によると16日の夕方、美原郵便局からおよそ1.4キロ離れた雑木林に、配達する予定だった郵便物を捨てたとして、郵便法違反の疑いが持たれている。実はこのニュースを聞いて「もし入学願書が入っていたら大変な事になっていた」と思った。堺市は本校の生徒の現在も今後とも牙城の一つであり、このような事が二度とあって欲しくない。やはり郵送よりも直接持参が確実だと思う。
中学入試が山場を過ぎたと言ってもまだ余波は続いており、これは「2月4日の2月特別選抜入試」まで続く。昨日から高校入試の為の作業が始まり、並走である。後は「2月10日の高校学力試験」が無事に終わることだけである。受験生がもしコロナで試験に来られない場合は当然、予備日も設けている。従来なら入試作業の緊張感のみだったがコロナの心配も加わり大変だが逃げる訳には行かない。自分はかなりの「心配性」であるが、最後は「なるようになる」と気を楽にしているのだが、背景は中学も高校も「余裕を持てる状況」だからだろう。令和4年度も何とか教職員一同「食って行けそうだ!」となっている状況に取り敢えず安堵している。教職員が頑張ってくれており、素晴らしい。