2022年1月27日木曜日

オープニングショットは?

 今、ゴルフは男女とも日本人プロ選手が世界で頑張っており、一種の「ブーム」みたいな感じだ。練習場は何処に行っても満杯状態である。この若手から高齢者まで楽しめるスポーツは一体どのような歴史があるのか興味深い。諸説あるみたいだが、歴史家の中には古代ローマ帝国時代に 先の曲がったスティックで 羽毛を皮で包んだボールを打って遊んだゲームがゴルフの起源でそれがローマ帝国の勢力拡大と共に(紀元前に)ヨーロッパの各地に広がったと言う人もいる。日本では1901年に外国人の手によって神戸の六甲山に4ホールのゴルフ場が作られたのが起源とされており、18ホールを備えた正式なコースとして認められたのは1922年に誕生した程ヶ谷CC(神奈川)が最古である。従って我が国ではまだ新しいスポーツと言える。


昨日は午前中に高校の卒業式を行い午後はかねて計画していた通り、堺の美原区に有する「高天原スポーツキャンパス」に急ぎ、「産土ゴルフクラブ」の完成記念式典を世が世だけに出来るだけ簡素に短く行った。工事関係者、神社界、管理職、部員、保護者有志とお集まり頂き、ささやかな「開所式」という訳だ。このような設備が完成した時には、必ず「オープニングセレモニー」を行うのが木村流である。理由は二つある。一つは工事関係者への感謝の具体的な表しとして、もう一つは生徒への指導・激励である。要は「最初に形を決める」のである。何時完成して何時から誰が使うのか、どのように使うのか、目標は何か、羅針盤を明確にする為であり、この事で本校のゴルフ部は新しい伝統がスタートする。


今のゴルフブームに乗っかって、この練習場を作ったのではない。今から15年前に本校に着任した私は「IT武装されたシティスクールを目指して学校改革を進め新校舎を作る」と宣言した。爾来何時かはゴルフ部の練習場を作ってやらねばと考えていた。「ゴルフって何か垢ぬけた都市型のスポーツの感じ」がしませんか?その目標がようやく昨日実現した。最後の最後になったが漸く出来た。私はどのような事があっても必ず立てた目標は達成する。「浪速にはゴルフ部がある。立派な練習場がある。」は生徒の誇りにも繋がるだろう。式典は銘版の除幕、記念撮影、テープカット、生徒からの謝辞、オープニングショットと続いた。問題はオープニングショットで私と女性キャプテンの二人が指名された。「なるようになる」と思い切ってドライバーを振った。「まぁまぁの結果」であった。しかしゴルフのスイングは難しい。元々運動神経は鈍いから一向に上手くならない。しかし、役目柄こういうのは恥ずかしがらないでやらねばならない。さすがに主将の女生徒は美しいフォームで「ナイスショット」だった。若いことっては柔軟で直ぐに上手くなる。 



本日以降この練習場は本校部活動ゴルフ部の手に渡る。些か豪華になったが、作る限りは良いものが良い。結局良いものは長持ちするし、生徒も大切にしてくれるだろう。式典の終わった後クラブ員は帰ろうとせず、「打ちたい、打ちたい!」といって中々帰ろうとしなかったらしい。「大喜びする姿」を知る程私にとって嬉しいことは無い。ゴルフ部の指導に当たってくれる青山プロもはせ参じてくれていた。当然生徒にはこの練習場を使って更に上手くなって欲しいと思うがそれよりも精神的に厳しい、このゴルフと言うスポーツを通じた人間的成長である。昨日は午前は卒業式、午後はゴルフ練習場の開所式とダブルで良いことが重なった。「私の強運」はまだまだ続く。全てをこの学校の生徒と教職員の為に捧げる。