我が「母国語」ながら日本語と言うのは実に多彩な表現があり、素晴らしい。つくづくと柔軟な言語だと思う。その一つに“様々な方法で物事に取り組むこと”を表す日本語表現も極めて多い。何故だろうか、私には分からない。「手を変え品を変えて」「あの手この手で」「様々な方法で」「色々な方法で」「様々な手段で」「色々な手段で」「あらゆる手づるを使って」「陰に陽に」「ありとあらゆる手を使って」「硬軟織り交ぜて」等々、それぞれニュアンスは異なるが実に面白い。今、私立中学、高校は手を替え品を替え、硬軟織り交ぜて生徒募集に躍起である。中学は今週末15日と16日で最初の入試が行われ、高校の方は大阪府内「教育相談」の真っ最中で、これも今週末でほぼ各校4月入学の生徒の数が凡そ読める状況になってくる。
2022年1月11日火曜日
手を替え、品を替えて!
先週の7日に読売夕刊で報じていたが関西の私立中学では少子化の中で手を変え品を変えて生徒募集に知恵を絞り、何と学力試験は行わず、云ってみれば「一芸入試」みたいな形が出てきていると報じている。府内の某私立中学は学力試験の代わりにグループで課題をこなし、思考力や協調性を見るTW入試(チームワーク)入試に切り替えたとあった。神戸市の某私立中学は指定した10冊の本から1冊を選んでポスターを作成し、それを面接官に魅力を伝える「課題図書プレゼン入試」を始める。京都の大学系列の中学は「自己推薦型入試」を始めるとあった。オーケストラの実力に定評のある京都の中学はクラブへの入部を条件とした推薦入試を始めている。このようにどの学校も「生き残りをかけて」あの手この手で知恵を絞っている。