本日9月21日は「国際平和デー」の日であった。この日、全国の護国神社と広島・長崎の平和公園にて「同時開催で平和の祈り」という祈願祭が行われた。主催は「和プロジェクト」という内閣官房の公認を得た団体である。全国27の高等学校の書道部がそれぞれの府県にある護国神社で「揮毫奉納」する学校に選ばれたのだが、何と本校書道部も大阪護国神社での奉納を許された。結果は素晴らしいパーフォーマンスであった。学校長としても最早「言うことない」くらいの出来栄えであった。
部員たちは最初に「初春令月気淑風和」という例の平成から令和への改元の元となった万葉集の和歌の一節を揮毫し、その後全員で手分けしてサイズが横3.5メートルX縦4.5メートルの大型板(書道紙)に「笑顔の花」と題して素晴らしい軸と品格高く勢いのある字句の書を眼前に見せてくれた。参列していた保護者や関係者はその前にあったプロの書家の本山先生の書「以和為貴」と共に大きな拍手が大きな神社の境内と拝殿内に木魂したのである。
護国神社とか靖国神社とか言うと「右傾がかった」との偏った見方をする人々がいるらしいが、決してそのようなことは無く「国の為に命を落とした英霊」のお蔭で今日があり、それだけに二度と戦争などしてはならないと常に言い聞かせる為に護国神社はある。本校も神社神道の学校として私は常にこの事を生徒達に講和している。初めての校外でのパーフォーマンスであったが生徒たちは自ら考え、これらの字句を選び出し、書いてくれた。本校教育が間違いなく進歩していることを実感した私は「教育と言う営為の素晴らしさ」を改めて感じ入り、理事長としての責任の重みを感じながら学校に戻った。
理事長挨拶ではこのような機会を与えてくれたご関係の皆様に感謝申し上げ、生徒達には称賛の言葉と更なる努力の激励をした。その後ご関係の皆様には天空レストラン、浪速ベーカリーショップ・ブルの焼き立てパン10個詰めの箱入りを記念の直会のお品として差し上げたのだが皆さん、大喜びであった。あの箱入りで何か格が一枚上がったような気がする。