今日は珍しい会合があった。それは歴代PTA役員の方々を学校にお迎えし、最近の学校の状況を映像を使ってご説明し、懇親を深める為の会合であった。勿論私の本音は着任以来学校改革に邁進する私の背中を支え応援してくれた役員の方々への感謝の意味の方が大きい。皆さんには本当にお世話になった。誰一人例外なく私を支援し応援して下さった。若し少しでも反対意見などがあれば幾分精神衛生上、ひるんだ時もあったに違いないが、全くそのようなことは無かった。
初年度の平成19年度のPTAからは今に私が使っているホンダオデッセイの乗用車の新品を寄贈して頂いた。何とナンバーは「728」(なにわ)であった。もう12年間乗っているが替える気にはなれない。学校が貧乏だった昔を忘れないためである。私が居る間はこの車を使う積りだ。又新校舎竣工記念では「鼉太鼓」も頂いた。これは高価だったなー。有難かった。又古くなって傷んでいた2台の神輿もほぼ完全に修復し再生して戴いた。すべてPTAのお力である。
歴代のPTAの皆様には感謝以外何ものも無い。ところがPTA役員は子どもが在学中は頻繁に学校に来てお世話をして下さるが卒業してしまえば1.2年でご縁も切れるのが普通である。誰しも忙しい毎日を過ごしておりこれは仕方がない事だ。しかし深いご縁を戴いた方々と「はい、これまでよ!」となるのは寂しいし、何とかしたいと常々思っていた私はここ2代のPTA会長に強く働きかけ、いわば「PTA役員同窓会的」な組織の結成を促したのである。それが今日の会合で有った。正式な名前はその内皆さんが考えてくれるだろう。
私立高校は今後ますます少子化の進展で生徒募集に苦戦する事は目に見えている。それだけに「浪速シンパ」「浪速ファン」「浪速応援団」「浪速ファミリー」的なものがあると無いとでは大きな戦力の差にもなろう。大体私立は「親子三代浪速に学ぶ」というのは良くある。お孫さんが又浪速にという場面を想像するだけで楽しい。今日は軽食として、ドリンクとケーキバイキングをご用意した。皆さん、久し振りの邂逅で大いに喜び盛り上がったものとなった。私は学校ブランドの特製芋焼酎「天孫降臨」とブル・ベーカリーの焼き立てパンをお土産にお渡しして再会を期したのである。