2021年9月2日木曜日

教職員のワクチン接種

 遂に大阪の感染者は3000人を突破した。大きな数値である。昨日足下のコロナ対策と当面の学校行事について管理職会議を持ち議論し情報を共有した。このような事態の中で9月8日に計画していた来年度入試に向けた重要な企画である「塾長様対象説明会」は中止の判断をしていたが、代替えとして「最新の浪速」を各塾の先生方に知って頂きたいとの入試広報部の意見具申もあり、理事長、進路指導部長、ICT教育推進部長、入試広報部教頭によるメッセージ「動画」を作成し配信することを正式に決めた。7日に私の冒頭の挨拶の撮影がある。又同時に「DVD」を作成しこれも配布して見て頂くのである。これらの事を書いた私からのお手紙は既に出状している。 

2022年度入試 「塾長様対象説明会」の中止について(お詫び)

(前文略)この度は、本校の入試関連行事にお申込みいただき誠にありがとうございます。さて、この度、「緊急事態宣言」が9月12日(日)まで延長されたことに伴い、大阪府教育庁私学課からあらためて、感染リスクの高い学校行事などについては実施を控えるよう指針が示されました。つきましては、大阪府の指針に従い9月8日(水)に予定しておりました「塾長様対象説明会」は、中止とさせていただきます。直接お会いしての説明会が開催できず誠に残念ではございますが、皆様の健康と安全を最優先に判断させていただきましたので、ご理解のほど宜しくお願いいたします。尚、「塾長様対象説明会」の代わりとして、今回の講習会の内容を収録した動画を近日中に制作し、完成しだいお知らせいたしますので、ご覧いただきますよう宜しくお願いいたします。(以下略) 

今朝は教職員でまだワクチン接種の済んでいない先生方を順次部屋に来て貰い、現下の状況を詳しく説明し、相手の有ることで思うようにはいかないが、それでも極力予約を早くとり接種して欲しいとお願いした。折角私は学校にドクターを来て貰い機会を作ったが授業や部活等でその日は不都合だったという。中には当然アレルギーとか体調悪化不安とかで接種をためらう先生方もおられるが、その場合は理由書を提出頂くようにお願いした。公的な証明が無ければ私はこの先判断に困ることになる。職員室の変更やクラブ顧問の担当替えなど場合によっては配慮しなければならない。ワクチン接種をしない先生方を守る必要があるし、又万が一、今回の例のように先生が主因となって生徒へ感染させるリスクを軽減しなければならないからだ。高血圧で不安と渋っていた先生は昨夜家族会議で「貴方の仕事ではワクチンは接種すべき」との結論が出て、急遽方針を変えてワクチンを打ってくれるそうで私は安心した。 


現在ワクチン2回目までの接種率は教員で言えば中学校では72%が接種済みで9月末には100%となる。問題の高校であるが現時点で接種率は67%であるが9月末には97%となる予定である。高校は100%にはならない。このようなものは比率が高いから安心と言うことではない。ワクチン未接種の方から感染は広がる可能性がある。ただ高校教員の中には持病、体質不安、アレルギー等で6人の先生方が現時点では受けられないと報告を受けている。打つ、打たないは個人の自由であるし、それぞれに理由があるのは当然で強制など出来ない。従って私と高校校長が判断すべきはこれらの先生を如何に守るかであり、個人的には徹底した感染防止策を取って貰う事と、定席の変更やクラブ顧問の変更などを考えねばならない。ワクチン接種の為に景品など出す気は全くないが生徒を守り先生を守るのが私の仕事であり、頭を絞って考える。