先週3日間、1年生のⅢ類の複数のクラスをコロナ対策で学級閉鎖を行った。結果的には感染者の拡大とはならずクラスターなども無かった。「オーバーアクション」と言われるかも知れないがそれは当事者ではないからで、まず府内の状況から総合的に判断した結果であり反省などは無い。今後とも生徒と守る為には果敢にやらねばならない。ただし我々の出来ることはこの学級閉鎖の時の「オンライン授業」を詳しく分析し次に生かすことである。高校のK教頭補佐が丁寧にA4数ページにわたって生徒からのアンケートを分析し報告してくれた。これを読むと「本校のオンラインのレベルの高さ」が分かる。私は喜んでいる、むやみにオンラインに走るべきではないが「いざと言う時」には可能な体制を「完備」しておくことはこれからの学校においては極めて重要な事である。
アンケート結果によればオンライン授業が"とても分かり易かった”が18.7%で、“分かり易かった”“普通”と合計すると82.1%であった。通信状況はどうでしかたかの質問に対しては“問題なし”が78%であった。次の設問、“連続4時間のオンライン授業は”に対しては“このままでよい”が78.4%“、4時間を2分割にする案に対しては”16.8%が賛成と答えている。しかし中には6時間連続にして欲しいが2.2%であった。これらから判断して「生徒達はオンラインについて概ね受け入れてくれている感じ」である。
勿論、オンラインの課題も見えてきており、”声が聞き取りにくい“”文字が反転して見にくい時があった“”画質が悪い時がある“文字が見にくい”“反響がすごかったときがあった”“ハウったりするのがたまにある”など音響についての意見が多かった。その他、“何かあれば書いてください”については“やはり教室のほうが集中できる”“個人的に質問できるコーナ?を作って欲しい”“個人的な願望であるが、感染リスクを考慮するならばこのままの方がいいと思う”“オンライン続けてほしい”“オンライン楽しいです。”“オンライン授業はとても良かったです”“永遠にオンラインにすべき”“ずっとこのままでいい”など幾分「?」みたいなものもあった。
素晴らしい所見である。私は良い管理職と卓越した技量を有する教職員を持ち、幸せ者である。そして本校の生徒は実に素晴らしい。今はコロナで全生徒を集められないが早く神社前広場に集合させ、全員で一斉参拝をしたいと思う。