2022年4月27日水曜日

空手道部 全国大会でぶっちぎり優勝

 空手道部が通称「春の選抜大会」と言われている「第41回全国高等学校空手道選抜大会」にて「男子団体組手で優勝」した。2連覇である。決勝戦は強豪中の強豪で宿命のライバルである東京都の世田谷学園高等学校を30で打ち破った。5人戦で最後の副将戦と大将戦を残しての勝ちだから「圧勝」と言える。準決勝は対京都外大西高等学校(京都府)にも30で勝ち、五回戦、対御殿場西高等学校(静岡県)に31勝ち、四回戦、対東福岡高等学校(福岡県)に32勝ち、三回戦、対青森明の星高等学校(青森県)30勝ち、二回戦、対松商学園高等学校(長野県)に41勝ち、一回戦、対明徳義塾高等学校(高知県)に50 勝ちだから東北、中央、近畿、九州、四国の名だたる強豪を撃破しての文句なしの優勝であった。 

形競技でも団体優勝(3連覇)、個人組手でも優勝者が出て、またまた「空手の浪速」の名が全国に響き渡ったと言える。私がこの学校に着任して仕事をし始めたのが平成19年4月、直ぐに学校改革に着手し、最初の成果が平成22年完成の「浪速武道館」竣功であった。とにかく「成果は目に見える物、形」が重要だった。この中に「空手道場“練武館”」がある。この年、東日本大震災で大会は中止となったが、その後は堰を切ったように空手道部は躍進した。練習場だけではなく、本校保健体育科教諭で空手道部顧問の今井謙一(東京オリンピックコーチ)先生という指導者を得て平成23年以降の11年間で全国優勝は実に7回に及ぶ。怒涛の如く突き進んだ、まさに「栄光の歴史」と言える。 


私はこのような背景から全空連から「名誉4段」の允許を戴いている。昨日はこの時に誂えた道着を着て練武館にて空手道部の部員達に理事長・学院長としての「存念」を時間をかけて述べた。一種の指導である。趣旨は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。全国優勝の常連校だと言わることで、知らず、知らず尊大になり謙虚でなくなり、それは日常学校生活態度にも出てくるものだ。他校は「打倒、浪速」で推し向かってくる。周囲からの視線もますます厳しくなってくる等を静かに話して聞かせ、夏の本番「全国大会優勝」に向けて顧問と部員全員に「精進せよ!」と檄を飛ばしたのである。その後全員で学院神社の大神様の御霊をお祀りしている神棚に参拝した。最後に高校部員はオフだったので代表中学部員と「試合形式で手合わせ」をしたが、当然敗れた。それにしても執務室から武道館までの往復を道着で歩いたから周辺の生徒は見慣れぬ理事長の道着姿に歓声を上げては「やいのやいの」とはやし立てられた。これには参った。
 

4月11日のアラウンド「水平飛行」に書いた3月29日の吹奏楽部の第13回定期演奏会が見事に終わったことの「お祝い」にここ数年では大体恒例となってきている「新たな楽器プレゼント贈呈式」が本日あった。顧問、部員の希望通り「ユーフォニアム2台」「チューバ」「ストリングベース」「コンサートシロフォン」の4種類の楽器を購入した。合計金額は300万円程度であったが、部員が頑張っており、法人が対応できる資金体力がある限り、今後とも応援してやりたいと思う。「貰う方より与える方が嬉しい」ものだ。こういう機会を得てこそ「理事長冥利」に尽きる。生徒の喜ぶ顔は私を元気にさせる特効薬である。それにしても部員数が多くなった。部長生徒の謝辞も感激であった。まだ当分理事長は辞められそうもない。