2022年4月6日水曜日

入学式 余情と余韻

 「余情」という言葉がある。あとまで残っている、印象深いしみじみとした味わいなどを表現する時に使う。良い言葉だ。私は今、昨日の入学式の余情に浸っている。「余剰」ではない。これは余り物で邪魔な存在で嫌な響きがする。「余韻」という良い感じの言葉もある。これは音の鳴り終わったのちに、微かに残る響きや、音が消えたのちも、なお耳に残る響きから出て、「事が終わったあと」も残る風情や味わいなどを言う。私はまだ昨日の入学式の余韻に浸っている。それ位、昨日の入学式は近来稀にみる良い雰囲気の入学式だった。広い体育館には中高の入学者のみで保護者は各教室でのリモートで各ご家庭1名に限ったものにした。従って会場は生徒のみで、これが元来の学校の姿かも知れない。

それにしても「生徒が多かった」。どちらかと言うと広い体育館と言われているが中高合わせて1011人の入学者で埋まった会場を見るのは私にとって至福の時であった。入学式が終わったからと言って1年生は休ませていはいない。明日が始業式だが登校させ各教室で今日は終日、リモートでの学校案内だ。教務部、総務部、図書館の説明、生徒生活指導部、人権教育推進の話、「ネット犯罪防止教室」が続く。これは東京からズームを使って専門家の指導である。その後英語教育教科の話、クラブ紹介ときて明日の始業式の説明と生徒にとっては「矢継ぎ早」の話だが、こればかりは仕方がない。休憩を織り交ぜながら進めた。私は文理S1の2教室と中高一貫の2教室を視察し、担任の先生を激励した。 



その後通信制の神職養成課程の大阪国学院のご担当が来校して来週行われる修了式と入学式のリモートでの式辞のビデオ撮影があった。至急着ている洋服を着替えで臨んだ。本校は今から99年前の大正12年(1923)の5月1日に大阪国学院の手によって創設された。旧制浪速中学校である。この関係から私は何時も修了式と入学式には来賓として参列し、祝辞を述べていたが、コロナでこの2年はビデオに拠るものとした。凡そ110人ほどの修了者、入学者であり、神明奉仕の神職の資格取得を目的としている。他に職業を持ちながら尊い資格取得の為に2年間にわたる正直に言って極めて難しい「神社神道の根本義」について学習される。頭の下がる思いである。私は神社神道の学校の理事長として思いを込めて祝辞を述べたのである。



 
その後私は英語科の教員でまだ明確な外部資格を有していない専任や新規、過年度採用の常勤講師の方々を部屋に来て貰って激励した。本年度から高校1年生、中学1年生も含めて全員に英検受験を義務化した。又取得した英検のレベルに合わして「生徒への褒賞金」も33%もアップした。例えば英検2級では従来3000円の図書カードであったが今年からは一挙に4000円にアップしたのである。生徒に英語の資格取得を言いながら教える側の教員が資格を有していないのはおかしいと感じる。本校は決死の覚悟で本格的に英語教育を高めて行く。今までの倍以上のスピードでやっていく。浪速国際コースも遂に高校2年と3年生の2クラスとなった。「英語教育の浪速」「浪速の英語教育」と言われるように理事長・学院長は経営資源を投入して参りたい。その為には英語教師だ。誇り高い英語教師が必要である。今後とも先生方の資格取得に向け応援して行く積りだ。