2024年1月22日月曜日

浪速も難波も共に「なにわ」です!

 浪速中学校入試がほぼ終わり、今日からは「浪速高等学校の願書受付」が始まった。入学試験は2月10日で願書受付は30日まで続く。事前に把握している出願の数は何と昨年を大幅に上回り、2300余りで新記録となりそうである。有難い限りであり私はこの人気にうぬぼれてはならず、今日の出願受付も「受験生には丁寧に優しく応対」するように指導した。受付対応は事務室の職員と高校3年生の学年団である。約2300の出願であるが内2600余りは「WEB出願」である。一昔前までは「紙出願」であったが、ここにも時代の趨勢を感じる。 


学校法人浪速学院、浪速中学校、浪速高等学校の冠にある「浪速」であるが私は特別にこの浪速という漢字に愛着を有しており、「誇り高い」と感じている。読みは「なにわ」である。この“なにわ”の語源は浪が速い(なみはや)が訛ったという説や魚(な)が取れた庭という説があるらしい。遠い昔、瀬戸内海の東端にあった「なにわ」には倭国王の王宮が建ち大陸から技術や文化が伝わってきた。大陸からの渡来の人々はこの地を波が速く船の航行が難しいと言う意味で「浪速」とか「難波」という漢字を充てたと言う。難波と言う漢字も当初は「なにわ」だったのである。古事記には浪速の字が日本書紀には難波とあり、共に読みは“なにわ”である。飛鳥時代から150年続いた「なにわのみや」は「難波宮」なのである。その難波が今や「なんば」となった、「なんでやねん?」

 本日は重要な3人のお客様があった。千早赤阪村のお方で内お二人は共に姓のイニシャルはKさんである。個人的にも親しいご友人でもある。もう一人の方は浪速中学校の付属施設であるイチゴ園の管理をして下さっているSさんが帯同し、私の方から「学校見学の正式招待」のお声をお掛けした。多聞イチゴ園・果樹園・農園の土地を我々に売却して下さり、又中学生が校外活動でこの地に来たときには大型バスの駐車場としてKさんの土地を貸して頂くなど、何かにつけ学校はお世話になっている。私は広い意味でこのご3人は浪速ファミリーの方々だと思っており一度学校をゆっくりと見て頂きたく、この日が実現した。昼食を挟み楽しい歓談は続いた。「朋あり、遠方より来る、亦楽しからずや」である。

 

今日は月度一回の学校医ご出席の下、安全衛生保健委員会と引き続いての校務運営会議があった。順調に新年のスタートを切っており、様々な事が確認された。課題は多いがこのメンバーなら必ず大きなテーマでも乗り切って行けると私は顔ぶれを見て強く感じた。「更なる改革推進の為に思い切った経営資源の投入は惜しまない」と私は覚悟した。次なる大きな課題は新校舎が来春には竣工する「浪速中学校の更なる前進」である。