2024年1月13日土曜日

中学入試の受験生の欠席がゼロ!

 遂に中学入試が始まった。今日から2月中旬の高校入試まで我々私立の教職員には「小緊張」が続く。この小緊張と言うのが案外と身体には響く。しかし受験生が多いから幾分、精神的疲労は軽減される。これが対昨年比で減少していたら、正直、少し「気落ち」もある。親しい他校の理事長が「大幅に減少している」との嘆きを聞くと、その気持ちが分かるだけに同情を禁じ得ない。今日の13日は近畿圏の私立中学は「同時一斉試験」であり、この後は各校独自で様々な呼称で受験生を集める工夫をしている。本校でも今日は「一次A入試」で言わば受験生にとっては「本命」先であり、どの私立も今日の最初の試験がほぼ全体を決めると言っても過言ではない。正直言って、中学入試は複雑で大変だが「中学校を有している幸せ感」は何事にも代えがたいものがある。

 


建設中の中学校棟に今日受験に来た生徒は2年次に進級する時には新校舎だ。ご祝儀かも知れないが、何と、何と嬉しいことに今始まっている1次A入試の欠席者は「ゼロ」であった。記憶にある限り欠席者が居ないと言うのは初めてである。受験生総数は136人であったから、まず希望する募集数の4クラス120人は見えて来たと思う。安堵である。16時からは「Ⅰ類選抜入試A型」とあり、18時50分まで続く。試験はまだ続き、明日の14日(日)は「1次B入試」として試験を行う。この先も予定しているが、何れにしても小学校6年生の受験生だから本校も他校も「受験機会」は多く設けている。同時並行で今日は「大学入学共通テスト」の日であり。全国の高校3年生約49万人が指定された会場にて問題に取り組んでいる。本校からも旧市大と旧府大の2カ所に分散して●●●名の受験生が校長以下先生方の激励を受けて臨んでいる。 


受験生が問題用紙に取り組んでいるが私はこの時間を利用して昨年末に高校2年生の修学旅行の下見の報告を受けた。学校には中高共に生徒が居ないし、この日ばかりは外部の人は校内に立ち入る事は出来ないから時間がたっぷりある。完璧の資料で私は「じっくり」と報告を受ける事が出来た。「4年ぶりの海外修学旅行」であり、きな臭い欧州や中東方面を外し、アジア、南半球を対象に下見をした詳しい立派なレポートであった。「オーストラリア」「ニュージーランド」「マレーシア・シンガポール」「韓国」である。何れも「国際理解」を深め、「楽しい修学旅行」となる中味であった。私は今日のレポートに十分満足した。

 

今日の結果をベースに900人の生徒に最終的行先を決めて貰い、11月に備える必要がある。特に注意を要するのは「マレーシア、シンガポール」であり予備段階では400人の生徒が希望している。従ってA団、B団と大きく2グループに分けマレーシアからシンガポールに入る組とシンガポールからマレーシアに入る組に分かれる案を考えてくれていた。更にホテルやレストランなどの関係でそれぞれの団を2分割して動くことになるから正直大変であるが、今日のレポートを書き、報告してくれた先生が方面の団長さんになるから安心である。それにしてもマレーシア、シンガポールの両国の領事館あたりから表彰して欲しい位だ。400人の数の生徒が両国で5日間動き回って「お金を落とす」のだから。