2025年12月13日土曜日

採用内示と第4回入試説明会

 朝8時に3人の教職員を部屋に呼び、「採用内示」を私を含めた校内理事4人で行った。内二人は高校、中学の数学の教師であり、一人は事務職員で、現在の職位は入試広報部勤務だ。3人は例年に比べ少ない。上記3人とも2年間から3年間の勤務を経て管理職や多くの同僚の教職員の目や日常の「お人柄」「経歴」「能力のポテンシャル」「勤務実績」等の評価を経て人事権者の私に「浪速丸に未来永劫乗船して貰う正規クルーメンバー候補者」として上申がなされた人物である。私は答申を受けて「実際の授業観察」におけるICT能力や生徒への向き合い方等の観察を経て、理事長アラウンドに関する「2000字前後の小論文」を提出して貰い、それを眼光紙背に徹するように読み解き、「了」の判断を下し、本日、明年4月1日に「正式に採用辞令を渡す」ための内示である。 


24日のクリスマスイブに行われる理事会・評議員会の場で私から紹介し、「正式に役員会で選良した」との最後の手続きがある。私は各人が提出した小論文を私なりに読む下し、「思う処」を申し上げて激励した。「初心を忘れず」「謙虚に」「感謝の思いを持ち続け」、「本校を愛し、生徒と同僚教員と仲良く」、管理職には「頼りにされる存在」として「心身の健康に留意」し、私の今の年まで頑張って欲しいと「私の思い」を伝えた。将来有意な人材を得た、この日ほど「嬉しい日は無い」。最後の最後に年季を積みながらも、徐々に「腐敗臭のする教職員にだけは成らないで欲しい」と懇願するように付け加えた。その為には前述したように今日の初心を忘れないことだと激励した。 

今日は「第4回目となる高校の入試説明会」であった。吹奏楽部は頭にクリスマスを祝うとんがり帽子をかぶって、クリスマスソングを次から次へと演奏してくれ、登校して来る受験生と保護者を祝っていた。何時もこの時期に感じる「心地良さ」である。10月から始まった正式な学校での説明会は今日で終了したが今後は「個別相談会」を設けており、年度末ギリギリまで学校は開放する。何度もこのアラウンドで言及しているがまず「学校説明会への参加者数」から年明けの5日から始まる「教育相談」に繋がり、そこで「願書が正式に提出」され、2月中旬に「入試」があり、我々は真摯な態度で正確に「採点」し、「合否判定会議」を持って、ここで「入学予定者が判明」する。その後「合格発表」を行い、「発送」して全てが終わるがまだ長い時間がある。 




6月に始まった中学校、高等学校の来年度入試の「仕込みの時」は本日で終わった。中学の願書受付数は今日で対昨年+3人となったがまだまだ分からない。1月初週頃まで動く。高校は何とか対昨年微減で収まって欲しいが果たしてどうなるか?「高校授業料完全無償化の影響」が具体的に本校でどう出てくるのか、予想できないのだが、それは他校に先んじて「手を打った」からこそ昨年度は爆発的に入学者が増大したことから分かる。公立の反撃、本校の入学レベルの微調整などの影響がどのように出てくるのか、極めて私の関心事項である。結果は「神のみぞ知る」というが、心豊かに時を待とうという落ちついた状況に私は浸っている。