今朝は「管理職会議」を持った。何時頃からこの会議を持ったか忘れたが、頻度は落ちているのは学校が安定しているからだ。組織におよそ「会議と言うものが無いのはその組織が安定している証拠」とも言えるが、時には管理職に直近の「理事長の思い」を生の声で伝えるのも必要である。個々のテーマについてはそれぞれの管理職と毎日話しており情報も共有しているが偶には全員が揃って同じタイミングで、同じニュアンスでの理事長の話を聞くのは決して悪いことではない。管理職ミーティングは副理事長、高中の理事・校長、副校長、高中の教頭、入試広報教頭、事務長、上席指導教諭がメンバーで拡大となると、事務長補佐、高中の教頭補佐、入試広報部の教頭補佐に加えて補佐職の職分である指導教諭2名のが加わる。今日は管理職に来年度の「伊勢神宮のカレンダー」をプレゼントした。
又「今日は賞与一時金支給日」であり、私から「理事長特別加算」がなされた教職員の名前の発表が最初に来る。年度末は至給月数が2.5か月で、専任教職員には更に10万円を一律に上乗せして支給した。管理職に対しては理事長特別加算については「今回は加算無し」を説明し、理解を求めた。管理職には令和7年度の1年を通算した業績評価として5月頃に定まり、夏季賞与一時金の時に合算して出すのが基本的考えである。本日、特に強調したのは来春の入学者予想であるが現時点では想定の幅が広く、具体的には断定できないが25クラス分の工事に着手する旨、正式に発表した。更に西館の1階の旧中学校職員室の改造に入ることも発表した。西館の改造範囲の順番が依然と少し異なるが時々刻々に変化するだけに管理職には早め、早めに経営情報をオープンにしている。
去年の今日は富山への出張があった。当時建設終了間際の中学校棟の最も輝く場所に設置する古事記の神話である「ヤマタノオロチ」伝説を著名な井波彫刻の第一人者である畠山先生にお願いし、現地視察で先生の工房に行ったのだが、これも見事に完成し、新校舎の最も目立つ場所に掲げられている。「時の経過」は早く、あれから1年と思うと「時間は飛んでいる」感じだ。出張はその出来栄えと彩色のための打合せであったが、1年経った彫刻は「迫力に満ち、品格を伴った」彫刻となり、古事記の名場面である「八岐大蛇(ヤマタノオロチ)」伝説物語を何時も生徒に語りかけている。
登場人物は主役として天照大神の弟君である「すさのうの尊」であり、三種の神器になった「草薙の剣」、そして日本最初の夫婦と言われる「クシナダヒメ」そしてヒール役として「8尾の大蛇(おろち)」が描かれている彫刻が私はいとおしくてならない。何回観ても飽きないのだ。名人の腕とはこのようなものだと見るたびにつくづくと感じ入っている。今年3月竣工した新中学校校舎は年が変われば1歳歳を取り、2年目に入る。「定礎の文字」がこれを見る人に歴史を語り、年々歳々歴史を刻んで行く。今日で期末試験も終了し、「令和7年2学期は12月19日の終業式」に向けて一層加速している。