今日はお隣の韓国から「豊文(ぶんむん)高校」の校長先生と英語科の教員がご来校された。間を取り持ってくれたエージェントの「JEICアカデミー」の社長さんと同国代表の方もわざわざ韓国から来てくれて同席された。発音は“ぶんむん”と幾分日本人には難しいが、韓国では名前の知られた超有名な高校で1937年というから88年間の歴史を有する伝統校である。当初は女子高でスタートしたが2017年に場所をソウル市内の特別区に移設した時点で共学校に転換した。生徒数は950人程度であるが、「韓国一、教育熱心な街であるソウル特別市の江南区」は富裕層の子女が集まっているところで、校舎も最新鋭であり海外との交流も盛んな私立進学校である。
本校では韓国語は未だ公式にはカリキュラム外の言語であるが「近くて遠い国」と言われている韓国の歴史や文化を学ぶことは意義あることと考えて私は「Kプロジェクト」と名付けて「同好会的なクラブ」として今年スタートさせた。何とこのクラブに集まった生徒数は120人を超えた。如何に日本の今日的若者は韓国ポップスなど同国に親近感を抱いているか、このことからも良く理解出来る。ネイティブの韓国語の講師を月度2回のペースで学校に来て頂き、勉強会を続けている。年が明けた1月には豊文高校から本校へ20人程度の生徒が訪問してくれる予定であり、3月には本校からも韓国を訪問する予定である。生徒を受け入れるのであれば、この年末の慌ただしい時であったが「やはり有効親善の包括契約書」的な文書が必要だろうとなって今日の日になった。
地政学的にも日本と韓国は極めて重要な国であり、現在の国際状況を鑑みると益々同国とは良好な関係を構築していかねばならないと私は考えている。大阪は中でもアジアに面しており、今後とも門戸を広くアジアに開き、国際都市としての役割を果たして行かねばならない。その為の大阪・関西万博でもあった。過去の歴史を理解し、超えて、まず若者同士から親善を深めて行くのは大きな意味があると思い、私は戦略的にこのプロジェクトをスタートさせた。飯田高校校長先生のリーダーシップで上手く軌道に乗り、国際コースのT教諭の努力が有って短時間にこのようなレベルまで持ち上げてくれた。有難いと思う。焦らず、じっくりと構えてこのプロジェクトを育てて行きたいと思う。
それにしても昨夜関空に到着し、今朝9時30分から私の執務室で挨拶を交わし、契約書にサインし、校内見学と生徒の懇談など、豊文高校の女性校長先生は物静かであるが、インテリジェンスな雰囲気の漂う先生である。しかし、まさに高市総理ではないが「働く、働く、働く」を地でいっているような教育者であった。韓国全体がそのような空気に包まれているような気がした。我々も頑張って行かねばならない。豊文高校の理事長先生に是非会って欲しいと言われたので、まず本日の訪問のお礼状を出すことに決めた。将来「留学生交換」などにも発展すれば我が意を得たりとなる。