2025年12月17日水曜日

「監事監査」が評価されて終わった!

 昨日は12月24日の評議員会・理事会に先立って「監事監査」が行われた。本校は私立学校法の規定に基づき、2名の監事を有している。先に「公認会計士」から詳細かつ徹底した会計監査を帳面一つづつまで監査されているが、さらに監事による業務監査を中心としたものである。監事の人事は私が原案を作り理事会、評議員会にて議決をするもので今次改選期に当たり、長く監事を務めて頂いたS宮司様には理事に就任して頂き、続投のK宮司様と新たにニューフェイスのY宮司にご就任頂いた。そういう意味では今回の監事監査が新メンバーによる初めての監査であった。

私以下管理職や分掌の長から資料を用意し、包み隠さず、全てを開示して報告をする。今回は「令和7年度中間決算」の説明と「手元現金の実査」「通帳と帳簿類の照合」「帳票類の整備状況の監査」と厳しいものがあるが、我々は今まで公認会計士からも監事からも指摘、指導を受けたことはない。業務監査としては今回は高中の教務部長から、生徒生活指導は各部長からご報告した。監事の方々はどちらかというと学校の現実の姿が反映できている分掌の部長の説明に大変な興味と関心をお持ちである。監査の後の講評で我々に対してこれ以上ないくらいの言葉で「評価と賛辞」を送って頂いたそうである。これで全ての業務が終わり24日のクリスマスイブに理事会と評議員会を持って7年の法人業務は終了する。 


昨日は泉南地域に拠点を構える「村川学園」の村川社長さんが部下2名を連れて母校に戻ってくれた。そう、村川社長さんはOBであり、お嬢様は今高校3年で在籍中である。先にお越しいただいた学園の理事長の実の弟さんも本校OBだ。私は現在、焼き立てパン・ブルの一大改装が終わったので次は学食を提供している天空レストランを今後どのようにするのか、思いあぐねている。材料費は高騰し、人件費もうなぎ上りで、まず「人手不足」がより深刻になるのは間違いない。その為にも大阪のみならず東京でも手広く事業を展開している「大阪調理・製菓専門学校」とタイアップし、現実の町の食堂を経営しているプロのご意見をまず聞いて改革に入りたいと思うから懇請して来て貰った。 


素人が大きな学食を経営するのは難しいだけに元気のあるうちに対応策を取っておきたいと思う。その視点から前からこのアラウンドでも書いたようにこの6階を「キャッシュレス」化する為に情報企画部に答申を求めていた。それらの案から本日最終的な方針を打ち出した。一言で言えば「キャッスレス決済端末装置」を入れる。課題はどのような機種かと言う事であったが東京のIT企業とご縁が繋がり「非接触ICクレカ+電子マネー+QR決済」が可能な端末を導入する。利用可能な各種ブランド(アプリ)は極めて多く汎用性がある。又パンコーナーは「対面販売向けレジ型端末」を2台設置する。これによりスタッフは一人で2台の端末を操作し100円玉は目の前から消えてなくなり、レジ担当は1名で行けるはずだ。来年4月から行けるようにこれから細部を詰めることになる。これで「一件落着」とつくづく安堵した。