2020年3月18日水曜日

寳來賞授与式





本日の修了式の前に「寳來賞」の授与式がありました。これは本校の生徒表彰規定のうち、木村賞に次ぐ最高位の表彰で年間を通じて学業成績、生活規範等、素晴らしい成績をあげた学年トップの生徒に授与されるものです。例年は修了式の後で、保護者同伴で表彰される方式でしたが、理事長・学院長先生の方針で今年から保護者同伴は不要となりました。生徒には立派な表彰状と3万円の奨学金が授与され、生徒は大変喜んでいました。(K)


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2020年3月17日火曜日

理事長手作り「多聞楽舎」の木彫り看板


敬愛して止まなかった亡き母は何時も私に言っていた。「何で、智彦はあんなに家とか建物が好きなんでしょうね!?」。とにかく私は「家という家、建物という建物が大好き」で建築中の物件があったりすると大工さんや業者さんに頼んで「ずーっ」と工事現場の中に居た記憶がある。従ってこの学校に来てからも校舎は言うに及ばず、浪速武道館、クラブハウス、多聞尚学館、校外施設のふくろうスタジアム、八咫烏テニスクラブのハウス等々作って、「作って作りまくって来た感じ」だ。親しい理事は「木村建設(株)」と揶揄して言われるくらいである。



「多聞楽舎」の工事が遅れてはいるが、何とか月末には竣工できるかもしれない。遅れた理由は天候と施主である私の要望が厳しいこと、それに若い腕の良い大工さんが極めて「丁寧に細工」をしてくれているからである。私の流儀は「良いものを作る」のは当たり前であるが「意匠性」に拘っているからだ。特に家に関しては「意匠性のこだわり」が極めて強い。しかし拘るからこそ良いものが出来るのであって「家というのは自分の分身」くらいに思って作るから良いものが出来るというのが信念である。だから多くの時間を割くのである。








そして大切な事は「家の表札」である。勿論「ネーミング」も重要で私は過去建設した建物の名前は全部自分で頭を絞り、名付けて来た。今回も浪速中学校所属の校外教育施設である「多聞果樹園・農園」に隣接した古民家を購入して生徒の為の休憩・食事場所として、これを「多聞楽舎」とした。要は楽しい場所という意味である。今回、私はこの看板と言うか表札を自ら彫って作る事にした。初めて経験する「木彫り」である。今までは市内の南堀江にあった大阪欄間の伝統工芸士であった山田先生にお願いしていたが、先生が昨年、お亡くなりになったので、やむなく私は初めて挑戦したのである。





先生から直接の指導の機会はなかったが、「見よう見まね」で約2週間かけて彫り進み、ようやく完成した。正直大変だった。細部では酷いところもあるが仕方がない。最後の色付けでは工夫をした。カシューの黒と赤を入れたが楽の字のところは赤としたのである。赤の方が黒より暖かく楽しい感じがしたのである。2色の看板である。新型コロナの影響で2週間の臨時休業となったが、代わりにこの看板が出来た。楽舎の玄関の軒先にこの看板を掛けるが、この理事長木彫りの看板は令和2年3月の臨時休校の時に出来たものだとは後世の人々は知らなくなるだろう。裏側に彫った時代を書いた。しかしこれを外すようになったら学校はお仕舞だから、後輩たちは学校存続のために頑張って欲しい。




2020年3月14日土曜日

プロゴルフプレイヤー「星野英正」さん!


困ったものだが「手をこまねいて」いても仕方がない。今朝ほど拡大管理職会議をもって方向を定めた。本校は大阪府のご指導を頂きながら学校を再開する。要は「臨時休校を17日で終了」し、18日の年度末修了式は生徒出席で行い、19日からの春休み期間中の必要な生徒への特別講習やクラブ活動は通常に戻す。勿論厳しい条件付きである。また4月4日の入学式や7日の新年度の始業式や春季例祭は規模を縮小し、分散して行う。新型ウイルスの毒性の弱体化と生徒教職員の免疫力、並びに「やり方の工夫で乗り越えられる」との思いに望みをかけるのだ。この2週間、生徒や教職員の健康状態などを勘案して私の責任で決める。公立学校もその方向であり、いつまでも授業が再開できないようでは先行きもっと困ることになる。





今日は珍しいお客様が来校された。お名前は「星野英正」さん、ご存じの方は多いと思うが現役のプロゴルフプレーヤーである。宮城県のご出身で名門東北福祉大学卒でアマ52冠の栄光を引っ提げて2000年プロに転向。早くも2002年には賞金シードを獲得し、03年にはビッグな「中日クラウンズで涙の初優勝」だ。2勝目は06年の「日本コカコーラ東海クラッシク」で4打差7位から67をマークしての逆転優勝だった。08年には日本ゴルフツアー選手権」で5打差の「ぶっちぎり」優勝を遂げた。




星野選手が出た東北福祉大は彼が出現したことで日本一のゴルフ強豪大学になり、宮里優作、池田勇太、何とあの松山英樹も卒業した大学でそれまでの日本一は日本大学であったが星野旋風で一躍トップ大学に躍り出た話は有名である。「ご縁」というものは本当に不思議でこの度ある方のご紹介で星野プロとお会いする機会が出来た。彼と懇意にされているある会社の社長ご夫妻の次男がこの度浪速中学校に入学してくれることになり、そのご縁からこのような機会となった。本校ゴルフ部顧問で浪速中学のN教頭先生が間に入って浪速中学校を評価して頂いたのである。





このSご夫妻は両氏ともシングルプレーヤーであり、長男は大阪では知られたアマチュアプレイヤーで関西オープンや日本アマチュアゴルフ選手権に常時出場している有名選手である。その弟が本校に入学してくれることは極めて頼もしいビッグなニュースであり私は「僥倖」と捉えた。12歳でドライバーを250ヤードぶっ飛ばすというから先行き恐ろしい。今日はその星野プロとSご夫妻が来校され、私は大歓迎した。本校には珍しいが「ゴルフ部」があり現在中高合わせて18人の部員がおり、うち3人は女子生徒だ。頑張ってくれているが練習場や時間の制約などで成績は今一歩である。




本校は市内南に位置しているが大阪市内の学校であり「シティ・スクール」を標榜しているだけに、今後ともゴルフ部を強化していきたいと考えていた私はこの星野プロに是非とも本校ゴルフ部の指導をお願いしたいと念願し本日お願いしたのである。2強と言われる大阪学院高校と大阪桐蔭高校が突出した強さだがこれらの学校を目標に頑張っていけば芽は開いてくれるだろう。その為には「ゴルフ練習場の確保が焦眉の急」だから、どうするか今思案中だ。


2020年3月11日水曜日

大学合格実績順調!


あれから9年経った。本当に早いものだ。あの時は翌日に控えた「浪速武道館」の竣工祭、祝賀会の為にお茶室「洗心亭」で掛け軸の選定作業をしていた。午後の2時46分過ぎに「ゆらゆら」と床の間の掛け軸は揺らぎ「あれ!地震?」とつぶやいたのを今でも鮮明に覚えている。「正門に半旗」を掲げ犠牲になられた方々への鎮魂とさせて頂いた。9年後の今は新型コロナである。何時の世もそうだが、人間社会は平穏無事などあり得ないと知るべきである。次から次と「何かが起こる?」。問題は起こった時にどうするかだが、こればかりは明確な答えはない。人間は偉そうに言っても「何か新しい問題の出現には極めて弱い」。起きた後の論評は極めて得意だが事前の予測など誰にも出来ないのである。





学校とて同じである。しかし学校という組織は「行事消化型組織」で毎年、毎年「同じことの繰り返し」だから他の組織に比べて幾分変化への対応は得意とする。今日も「専願点呼」の日であったが、新型ウイルス対策として教員は「見事に対応」を考えてくれ、教室分散で放送による説明会とした。本校の新校舎の強みが如何なく発揮されている。10時に始まり11時には終了だから時間短縮も果たした。



本年度大学合格実績がほぼまとまってきた。国公立の後期試験の結果は23日過ぎになるから月末の理事会報告は中間報告となるがそれでよい。昨年が今一つだったから今年の躍進というか数値は嬉しい。すべては進路指導部長の力量と学年主任はじめ担任団の成果だ。進路指導部長は元に戻っただけと言うが素直に評価したいと思う。今大きな勢いのある近畿大学へは倍増の132人が合格した。おそらく一私立高校としては最も数が多いのではないか。近畿大学から何かしろの「ご反応」が本校にあるかも知れない。







私立学校に行かせる保護者の思いは我が子の進路実現である。しっかりと勉強を教え、生徒を激励し、努力させることが教師の腕の見せどころである。難関の大阪市立大学に現役で複数名が合格した。市大の正門前でセンター試験に向かう本校生徒の激励に行ったあの日の事を思い出し、今日の私はすこぶる機嫌が良いのである。


2020年3月10日火曜日

疫病との戦い「謙虚に身を慎めという事か?」


古めかしい表現だが今の新型コロナウイルスによる肺炎は「疫病(えきびょう、やくびょう)」である。疫病とは、集団発生する伝染病・流行のことだから間違いない表現だ。日本の歴史上、疫病として流行したものは痘瘡(天然痘)・麻疹(はしか)・赤痢・コレラ・インフルエンザ・癩・結核・梅毒などだが、この新型コロナも歴史に刻まれていくのだろう。しかし「恐ろしい」ものだ。元々このような病気は特定の地域の風土病であったが、文明・文化・社会の発展と異世界との交流拡大による人や文物の往来に伴い、これまで同種の病が存在しなかった地域に極めて早く伝播し、世界的に流行するようになった。このコロナはその代表的なものになった。



その昔「古事記」や「日本書紀」にもあるように崇神天皇の時代に疾疫が流行し人口の半数が失われ、それが三種の神器の一つである「八咫鏡」が宮中から今の伊勢神宮に移された契機になったという。このように神話の時代から疫病はあったのだ。「倭名類聚抄」には“疫”の字の意味について「民が皆病むなり」とある。こういう状況下で「学校は臨時休業」だが、一体この先、どのように展開するのか分からないだけに心が落ち着かない。今生徒の様子はどのようになっているのか、顔が見えず、情報が十分でないだけに心配なのである。本当に生徒の声が全く聞こえず、教職員のしわぶき一つない学校は建物だけが目立つ「幽霊みたいな」もので不気味である。



「明日は専願登校日」であり、久方ぶりに生徒の顔が見える。しかしこの集団を迎えるやり方は今までとは全く違うものとした。486人の専願者を合計33教室に分けて分散させた説明会とした。今は静かで暗い教室が明るくなって欲しいばかりである。一教室当たり15人で席は前後左右を空席にして据わって貰う。10時に始まり早いクラスで11時まで、遅くとも11時30分には完全下校だ。私は現在入学式をどうするか思案している。頭の中には入学式も簡素化していっそ始業式と同じタイミングで行う「入学式・始業式ドッキング」で教室での式典方式だ。私学課や他校の動きを見ながら最終判断していきたい。
もしこれが6月の長梅雨の気温が下がる時にまでウイルスが飛散しているとなれば、11月の海外修学旅行は「やばく」なる?イタリア、フランス、ドイツでは今、感染者が急増しており11月までに終息する可能性が日日落ちている現状に凹んでしまう。しかしだ。「ここは試練」と思ってやれることだけを粛々とするしか学校では出来ない。しかし一歩一歩、前に進むしかない。明日の公立高校の選抜試験が予定通り行えることを祈るばかりである。19日が合否の発表でこの日併願合格者が登校してくる。これで令和2年度の規模が決まる。4月からは平常に戻って欲しいと学院神社の大神に今朝も祈願した。今朝ほど教務部長と話して新一年生を迎えるホームルーム教室を何処にするか決めた。中央館4階と5階、東館5階を用意したのである。





今回の事で私は「平穏無事の有難さ」を思い知った。非定常の不安や不安定は定常の中では想像できないのが人間だ。非定常になって初めて定常の有難さが分かる。非定常になって人間は「あたふた」して動き回わり、色々な論評でかまびすしいが、天上の唯一絶対の万物創造の造化神は人間に与えたこの試練を見て何と思われているだろうかと思う。「謙虚に身を慎め」ということだろうか。

2020年3月7日土曜日

簡略化,されど心のこもった浪速中学校卒業式







今日は第46回目となる浪速中学校の卒業式でした。新型肺炎コロナウイルスの影響で簡略化された式典となりました。その関係もあって、式典が始まる前に学年保護者代表の方が理事長・学院長先生へ事前に感謝の花束を手渡されました。先生は浪速学院理事長賞をはじめ、特別賞の授与で登壇され、該当生徒に手渡されました。心のこもった良い卒業式だったと先生は喜んでおられました。高校は既に1月に終わっており、これで重要な式典が終わったことに、先生は安堵されているご様子でした。(K

2020年3月5日木曜日

令和元年度、忠臣蔵前夜ならぬ最後の職員会議


今日は職員会議の日であった。「令和元年度最後の職会」である。この1年、この会議を通じてどれほど私は教職員に重要事項を発信してきただろうかと思うと実に感慨深い。全教職員は一生懸命に私の話を聞いてくれ、業務に励んでくれた。「現在の浪速の姿は彼、彼女たち、全ての先生方の仕事の成果」であることは間違いない。感謝以外の何ものでもない。最後となる今日も多くの重要な事を説明し、具体的な指示を出した。職員会議における校長、学院長の話は基本的に「職務命令」として強制力を有したものだと法的にも担保されていると考えているだけに職員会議の記録も重要事項として残している。

  



   まず冒頭、4月に入学してくる高校新一年生の担任、中学の担任、副担任の発表

   年度末試験で成績不審者への対応の考え方についての要注意点

   3月7日中学校卒業式、18日の修了式のやり方については簡略化し分散方式とすること

   新型コロナウイルスへの生徒と教職員の情報把握と対応について

   11月の海外修学旅行については新型コロナウイルスの関係で予断を許さない状況下にあり7月末の段階で終息していない場合への対応について

   令和2年度からの休校日の設定と保護者向け文書について


   そして力を入れて話したのが令和2年度以降、全教員にクロムブックのタブレットを一人一台づつ貸与し日々の生徒の出席入力やグーグルクラスルーム、クラッシーで生徒の様子を何時でも把握できる等新しい「一歩先に進んだスタイリッシュな教員集団に衣替え」することを述べた。これは教育現場では電子教科書やノートとして活躍しそうな革新的なモデルであり、全教職員に貸与する学校は本校が先行している戦略投資であり効果を出すことを大いに期待しているということである。



ASUSは、201913日に発表された、4機種のChromeOSデバイスの一つで「教室にいるとき、何かわくわくするようなことが起こらないかな」と期待できる「ASUS Chromebook Tablet CT100PA」が商品名で、丈夫で何にでも活用でき、今までにない革新的な方法で生徒に勉強をさせることが可能である。それは教わる側だけのことではなく、教える立場の教師にとっても革新的な教育方法を実現できると踏んで導入を決断したものだ。小学校、中学校、高校、大学、そして家でも、どんな場所どんな使い方にも、この9.7型タブレットは素晴らしい成果をもたらす筈でコンパクトなのにバッテリーのみで長時間使用でき、外に持ち出すことだってできる「優れモノ」である。ネットに接続すれば、隣の人、同じ教室の人、そして海外にいる人とも共同で作業を行え、ラフな使用にも耐える耐久性に、細部まで考えられた使いやすいデザイン、「スタイラスペン」は本体に収納できるので失くす心配もない。

令和2年度は「ICT教育推進部」の新分掌を設置し「ICT教育元年」として最優先として取り組み、学校をこの端末で変えて行くという気概を持って欲しいと話したのである。「ICTが出来ないような教員は本校には要らない」とまで言い、教員への激励とした。



  最後に3月末で退職される教員への感謝の言葉と修了式以降の残余有休取得への奨励、全教職員への感謝の言葉と特段教職員で業務に余裕がある場合は有休取得奨励とすること等を詳しくお話し、職員会議を終えたのである。令和2年は土曜日曜の連休も導入する。現場は大きく変容するがやはり生徒に接する教員の質で結果は異なってくる。私は全員がベクトルを合わせ進むことこそが成功の秘訣と強く思っているだけに、教職員の更なる努力を期待したい。

私は喋っているさ中にまさに令和2年に討ち入りする全志士が揃った忠臣蔵前夜みたいな感じがした。新型コロナとの戦い、令和2年の教育現場での新しいものとの戦いなのである。まさに討ち入り前夜なのである。私も自身の責任を果たすべく頑張らねばならない。