2020年4月22日水曜日

高校も遠隔授業をオンラインでやる!


昨日の「多聞楽舎」の竣功を祝い、「お祓いの神事」も簡素であったが無事に終わった。私は1月6日以来の工事期間の日々を思い出しながら一息ついているところだ。本当なら中学生や保護者のご代表も連れてきて共に祝うところであったが、「まあ、楽しみは後にとっておく」という事もある。それにしても「夜の楽舎」は美しい。修学旅行でイタリアから持ち帰った「ステンドグラス」が何とも言えない古民家とのコラボで良い雰囲気を醸し出している。私は今朝、自宅から遠く「多聞果樹園・農園」越しに見る楽舎を眺め、満足感に浸った。これで又「本学院の財産」が一つ増えた。後輩たちはこの楽舎を後世大切に使ってくれたら本望である。








今朝の法人朝会では予てより進めていた「マスク備蓄」の状況の報告が事務長よりあった。日本国民は概して「花粉症の方がた」を除き、今まで「今回のようなマスクの重要性」を感じたことはなかった。しかし「コロナ禍後」を考えた場合、突然「3密解除・マスク不要」とはならないのではないか。社会の価値観が今回の騒動で大きく変わり、「3密とマスク」は人間の日常のスタイルとなるかも知れない。各家庭に相応のマスクの常備は必要となるだろう。学校とて同じで生徒が登校して来たときの事を考えれば相応の数の備蓄は必要であると我々は考え各方面に手配し何とか揃ったのである。現時点で23000枚程度の備蓄となったから必要に応じて生徒にも配布して参りたいと思う。これらが出来るのも「私立学校の甲斐性」である。



今朝はもう一つ「嬉しいこと」があった。遂に高校が「遠隔授業」をするという。素晴らしい展開である。中学校は全中学生に「クロムブック」を持たせているから既に先行して実践してくれており。特にカメラ機能があるから担任や教科指導の先生と「顔を突き合わせて」求心力をもって「オンライン授業」を行っている。しかし高校は「クラッシーのシステムの不具合」などもあって少し遅れていたが24日から実行できるという。高校生が全員家で「だらだら」としているなどとは言わないが「時間管理」の重要性を教えるためにも「英数国理社の基本科目のオンライン授業、遠隔教科指導、テレスタディ」、言葉はどうでも良いから「学校と生徒が教科指導で繋がっている」という実践とその感覚が重要である。



まさに「ICT教育」の原風景みたいなものから我々は実行していく。それにしても高校、中学の新任校長先生は張り切って就任したにも関わらず、入学式も出来ず、生徒へ直接語り掛ける機会もなく、可哀想と思うが、それらは一切顔に出さず、今やれることと、近い将来やるべき事を深く考えながら学校を前に進めてくれているのが嬉しい。私は立派な人が校長になってくれ、自分の目の確かさを喜んでいる。又新任の校長を補佐している高校、中学の教頭先生が頑張ってくれており、誠に「頼もしい限り」である。学校も企業組織もそうであるが、こういう苦難の時にこそ「一枚岩」になれるところは強い。学校法人浪速学院、浪速高等学校、浪速中学校は強いし賢い。それは「全人間力の総和」である。教員は家柄でも学歴でも資産持ちでなく、「謙虚で努力家であり、生徒の為に自分の時間を優先して割くことの出来る人を素晴らしい先生」というのだ。

2020年4月21日火曜日

「多聞楽舎」見事に竣功!!














本日、千早赤阪村の多聞果樹園・農園に隣接している「多聞楽舎」が完成した事を受けて竣工式が執り行われました。新型コロナウイルス感染防止の為、参加者を最少人数にして、代表教職員出席の元、竣工清祓い(四方祓)が執り行われました。また、理事長・学院長先生が手作りされた見事な看板の除幕が行われると、出席者からは大きな拍手が送られました。その後、内覧が行われ、先生は、内装の説明を11つ熱心になされました。最後に先生から関係業者へ慰労と御礼の御言葉を述べられ、また、本校教員に対し、「この多聞楽舎を是非、中学生の為に有効活用してほしい」と述べられました。(K

2020年4月20日月曜日

「コロナ後」、5月7日以降どうなるのか?

今日は教職員の一斉出勤日であった。最も勤務時間は短縮で10時から15時までである。18日の土曜日は元来私が強く進めて来た今年度から導入した月一回の学校休業日で初めて教職員の為の土曜日、日曜日の連休制度を実現したのだが学校は新型コロナの影響で臨時休校となり、仕方なく教職員には在宅勤務を認めたから「鳴り物入りの連休制度」も影の薄いものになった。仕方がない。今日は月曜日だから幹部教員が集まる重要な校務運営の意思決定機関である「校務運営委員会」があったが、私以外には特段発言もなく短時間で終わった。私は様々な視点から当面の課題について整理して話した。





特に強調したのは「コロナ後」であり、今回の新型により価値観、規範、制度等、社会構造の変化と学校への影響、そして学校の在り様が問われてくるのではないかと話をした。今、日本の誰もが「5月6日までは・・・」と思って額に鉢巻きをして頑張っているが本当に5月7日以降にすべてが元に戻るとは考え難いとも話し、しからば学校は何を準備しなければならないのか考えておくべきである。何時までも先の見通しのないままで生徒の登校禁止を続けるのか?これは「生徒保護者への期待を裏切ることになる可能性」という言葉まで使って正に「暗中模索」でも前に進めないといけないと強調したのである。本当に「ため息のつく」毎日である。



こういう状態であるが進むものは進み、1月6日に着工した千早赤阪村の浪速中学校校外学習施設「多聞果樹園・農園」に隣接した「多聞楽舎」がこのほど建設会社「千福建設」さんの素晴らしい熱意と技量で見事に完成した。明日は身内だけでささやかな「四方祓え」の儀式で竣工を祝い、ここで土地に触れ、植物栽培体験で遊ぶ中学生の安全を祈願する。その時に私が精魂込めて彫った看板の除幕も行う予定である。私が細部にまでこだわってデザインした。汚い山小屋風ではいけない。作るなら豪華な良いもの、清潔なものを作ることによって中学生は多聞楽舎を好きになり、「又行きたい!」と思ってくれる筈だ。











2020年4月17日金曜日

コロナ学校崩壊;全員に「クロームブック」を持たせよ!


遂に政府は全国に「緊急事態宣言」を出した。減収所帯対象への30万円給付も撤回し、「国民一人当たり10万円を給付」する急展開となった。4月になってまだ2週間程度だが補正予算原案を更に補正をして決定する運びだ。こういう場合「朝令暮改」とか「決断が遅い」と批判する人はいるもので、こういう話を聞くと腹が立つ。当たり前で4兆円が12兆円に膨らむのだから一国の総理としては当然の対応だと僕は思うよ。今朝の朝会でM理事に「僕にも10万円くれるの?」と聞いたら「だと思います」と返事が返ってきたので「俺には要らないから困っている人びとにもっと上げたら良いのに」と答えたものだった。




「コロナ疎開」とか「コロナ難民」とか「コロナ遠征」とか「コロナ詐欺」とか新しい言葉がどんどん出現している。コロナ遠征とは大阪や兵庫ではパチンコに行けないから奈良とか和歌山に遠征に出かけることを言うそうだが、「事、ここに至れり!」か。私は学校の理事長としてもっと子供たちの事を考えてやるべきと思っている。世界の医事専門家の意見にはこの状態は「反復」しながら2022年頃まで続くという意見を新聞で読んだが、確かに経済的問題も医療崩壊も大変だが、私は「コロナ学校崩壊」を強く懸念する。この学校崩壊は私の造語であるが、「親の経済的格差はそのまま教育格差」につながる。今でも存在する教育格差がさらに進展すると、それは国を亡ぼすことに繋がる。



学校があっても生徒は学校に来られない。来られないなら代わりの手段を考えるべきである。それは「インターネット授業」しかないのではないか。日本の子供たちはICT教育の恩恵を受けていない。経済協力開発機構(OECD)の調査によれば日本は加盟国平均の55%に比べ85%の生徒がICT教育を受けていないという。それは先にも書いたが「昔ながらの教科書第一主義」と「教員の力量不足」にあるからだ。もっと言えば19年時点で小中のパソコン配備は生徒5.4人に一台というからこれでは如何にもお粗末である。





ようやく政府の中にも識者が出てきて文部科学省「GIGAスクール構想」を前倒しして全員に配備をすると決めたという。予算は緊急経済対策で2292億円というから先の一律10万給付の12兆円から見れば安いものだ。今後、通信速度も5G時代が本格化してくると、極めて速くなるだけに日本の子どもたちに一人一台のパソコンを配備し、学校でも家でも授業と言うかシステム化された「学力強化指導」が可能になる。今、世の中は「テレワーク」の普及に伴いパソコン需要が逼迫しているというが、こういう時に「革命児」は出てくるもので「マイクロソフトの一強時代」から新たに「グーグル」が「学校パソコン特需」で攻勢をしかけている。



グーグルは「無償クロームOS」を武器として「クロームブック」を教育現場向けに大々的に宣伝し始めた。安いし故障しない。世界では既に4000万人が使用しており、アメリカではシェアが60%を超えた。本校では既に中学校では全員にクロームブックを持たせているが高校は今年から始めた。しかしそれはクラス数を絞ったもので生徒に差を付けるのは初年度だからという理由があったとは言え、今となっては間違いだったと反省する。来年度からは高校生全員にクロームブックを持たせ浪速学院は「ICT教育先進校」を目指す。これがあればウイルスにも少しくらいなら対抗できるだろう。生徒に課題を送るだけの学校であってはならない。「議論はもう結構だ!実践あるのみ」で前に進める。








2020年4月15日水曜日

在宅勤務期間を有効に活用せよ!


「在宅勤務初日の状況」を聞くために少し遅く学校に入った。高校、中学の両校長からの報告では「取り決め通り順調に」入ったとの事であった。手元には文部科学省大臣官房人事課長、総務課長の連盟による「出勤者7割削減の要請」分のコピーとこれを受けた大阪府私学課より「最低7割、極力8割程度の接触機会の提言要請」が私立学校設置者に届いていた。何故だが知らないが7割とか8割という表現が可笑しい。70%と言わないところが私には面白く感じた。



私学課の資料には加えて出勤する者も時差出勤とし職場内でも距離を取る、取引先なども学校に入れるなという意味の言葉があった。別の資料には「私学課にはもう来ないで!」と言う、笑えないような文章もあった。そう今は「紙洪水、紙つぶて」の様相であるが仕方がない。勝手な感じだが大阪は少し「踏みとどまった感じ」がする。感染者の伸びが少し落ちた?私は吉村知事と大阪府民の対応力に感じ入っているのである。こういう場合若干「我が道を行く?」流とも思える「大阪人」は結構やるのである。私は大阪人が大好きだ。自分も今回で連続18年、通算では24年となる大阪住まいであるが大阪と大阪人は実に面白い。



医療崩壊もさることながら「経済崩壊」が心配である。今朝の朝刊は「大恐慌以来の最悪の不況」と見出しが躍っている。「解雇、減収、雇止め」等々一般庶民を中心に大変な状況になっている。要は供給も需要も輸送も何もかも縮小、停止だから「打つ手がない」のだ。家に閉じこもってせんべいを齧りながらテレビでも見るしかないのである。だから唯一開いているスーパーには家族総出で来るから私が使っているライフもオークワも人が多いこと!こういう状況ではあるが学校の教職員だけは「経済的には安定」している。我々は自ら選択した職業の幸運さに対して感謝し、弱者への寄り添いを忘れてはならないだろう。



その為にはこの「在宅勤務期間を活用」して教員としての力量を上げる努力をし、資格を取りそれを生徒に還元することが極めて分かりやすい。私は平成15年からICT教育の重要性を訴え、この新しい校舎も「ICT武装されたシティスクール」を標榜してきた。どこにも無いような先端にいる校舎だ。ここで教員の最低限の力量を権威ある外部機関に認定して貰う自己啓発・自己開発」があれば「鬼に金棒」である。結論的に言えば全教職員に在宅ワークとして、「Google認定教育者レベル1」の取得に向けトレーニングをwebで受講して貰う。








既に決めて全教員に校長経由で指示を出した。Google for Educationの提供するトレーニングを受講し、この資格取得は大変有意義なことであり、レベル 1 は、教室で Google のツールを使用する方法の基礎を学んできた教育者向けの認定であり、テクノロジーの実装に関する標準的なスキルが身に付く。これにより浪速学院は名実ともにICT武装された校舎とICTの知識が豊富な教員集団となるだろう。「資格取得の費用は全額学校法人が面倒を見る」。そして令和2年度からは人材評価システムには個人のICT能力を5段階で「評価」し給与等への処遇に結び付けていくのだ。この課題に関しては私はやる!徹底してやる!私のライフワークであるから、先生方には頑張って頂きたいと思う。







2020年4月13日月曜日

「良い話もあるから!」


小雨そぼ降る寒い朝である。何時もなら出勤してくる多くの教職員を正門付近で見かけるところであるが、私の出勤時間帯では誰もいなかった。それは今日から「時差出勤」としたからである。午前10時までに入り、退勤は15時とした。通勤電車の混雑時間帯を避ける為である。本校では今週から「在宅勤務」としたが月曜日だけは全員出勤としてこの日生徒等の事情を探り教員として「本来の仕事」をして貰うのだ。明日からは30%程度の教職員だけが出てくる。ローテーションを組み順番に70%の人が在宅勤務だ。政府の方針である70%削減の要請にも合致する。

出勤した教職員の執務場所も事務室、中央職員室、中学職員室、体育教官室、理科職員室、入試広報部、保健室、図書館、それに各教科の準備室と多くの通常業務を行う場所があるから密集する場所はない。加えて教職員は勤務中の「マスク着用」としたから校内で飛沫感染や接触感染はないと踏んでいるが・・・。又一日に2回良く手が触れるエレベーターの押し釦などは清掃員に消毒して貰うことも始めた。全員の出勤する今日は高校、中学それぞれで「朝会朝礼」が行われ、通常の私はこのミーティングには出ないが今日は様子を伺いに中央職員室に顔を出した。









元気の出ない話ばかりではない。千早赤阪村の浪速中学校施設である「多聞果樹園・農園」の傍らにかねてから建設中の「多聞楽舎」は今週末には竣工する運びとなったし、堺市美原区のスポーツキャンパスである「乾坤一擲ドリームフィールド(Kフィールド)」の工事は極めて順調でこれなら12月末には完成できるだろう。元々東京オリンピックの年に竣工する手筈で進めていた。こちらの方は1年延期となったがKフィールドの方は予定通り進める。クラブハウスの基礎も完成したと言うので見に行ったが、このような豪華なハウスを有する学校は大学も含めて余り日本にはないのではないか。









グランドの方も見事に完成後のイメージを描けるくらいに進んでいた。これがあの叢の上下2段の段差が5メートルもあった土地だったのかと思うくらいの大工事だったのを本当に上手く進めてくれた。土地を有効に活用するために、のり面の境界も見事に土木工事の最新技術で対応してくれていた。これは大いに助かった。広く、広く使えるようにしてくれたのである。それにしても「ここは広いなー!」と私は歓喜するのだ。千早赤坂村やこの美原区には新型コロナウイルスなどは一切いないだろう。人が居ないし、空気も流れ、太陽の日が燦燦と降り注いでいる場所はウイルスには強いと思う。今は新型に苦しめられているが、本校では先行き、良い話もあるから頑張って行こうと教職員に話したのである。







2020年4月10日金曜日

来週火曜日から「在宅勤務」へ移行


元来なら本日は「延期した入学式」の日だったが政府の緊急事態宣言でやむなく中止とした。私は学院神社の御前に立ってピカピカの入学生と共に神前奉告の姿を想像した。このように私は「ぐずぐず」と今更仕方のないことを引きずって自分自身を落ち着かせる性向がある。余り良くない性格かも知れないが「さっぱり、あっさり」と割り切る人は余り信用できない。深い考察や思い入れがあるのかと疑ってしまう。そう、私は疑い深い面もある。要は「様々な見方をし、考えるという作業が大好き」なのである。今日は新入学生を含めて高校、中学の全生徒に「課題」を「がっぽり」と送った。一般的に生徒は喜ぶ筈はないが、保護者は喜んでくれるだろう。生徒とはそういうものだ。





大阪では感染者が新たに98人も出たという。これで累計616人だから完全に危険域に入って来た。吉村知事は「これまでと違うレベルに入った」と述べている。私は昨日管理職と議論し、来週火曜日から「在宅勤務」を導入する結論を出し、教職員への説明に入った。中高ともに校長が「朝礼」で説明したと報告を受けた。
在宅勤務とは学校に来ずに自宅で仕事をして貰うことだ。テレワークとは、インターネットなどを活用し勤務場所や勤務時間にとらわれず柔軟に働く方法の総称であり、少しニュアンスが違うが広い意味では職場に来なくて自宅で仕事の成果を出して貰う「働き方改革」の一つである。







学校は生徒と顔を突き合わせて教育する場所である。これは不変の原則だ。従って一部の企業みたいに在宅勤務が学校において可能など現状ではあり得ない。全くマッチする訳がないがこのような非常事態には仕方がないと踏み切ったのである。ただし今回の事例は後々の判例?になりうるから一斉勤務日を設けるなど「ある程度のしばり」をかけた。趣旨は「感染拡大の防止」が主軸であり、本来生徒が登校できない休業期間についても、 教職員は 通常勤務 を行い、緊急対応に備えながら教材研究・資料作成等の業務にあたるべきところではあるが、大阪府教育庁私学課からの通知を受け、「緊急事態宣言」発令期間における 教職員の 健康管理と感染拡大防止の観点から、 勤務体制・職場環境についてのガイドラインを設定したのだ。だからこれは自宅で休養・静養などの目的ではない。在宅勤務期間中の教職員が「密かに密閉、密集、密接」の場所に出かけて感染しましたなどでは「笑い話」では済まなくなる。私を含めての話だがね。