2020年4月15日水曜日

在宅勤務期間を有効に活用せよ!


「在宅勤務初日の状況」を聞くために少し遅く学校に入った。高校、中学の両校長からの報告では「取り決め通り順調に」入ったとの事であった。手元には文部科学省大臣官房人事課長、総務課長の連盟による「出勤者7割削減の要請」分のコピーとこれを受けた大阪府私学課より「最低7割、極力8割程度の接触機会の提言要請」が私立学校設置者に届いていた。何故だが知らないが7割とか8割という表現が可笑しい。70%と言わないところが私には面白く感じた。



私学課の資料には加えて出勤する者も時差出勤とし職場内でも距離を取る、取引先なども学校に入れるなという意味の言葉があった。別の資料には「私学課にはもう来ないで!」と言う、笑えないような文章もあった。そう今は「紙洪水、紙つぶて」の様相であるが仕方がない。勝手な感じだが大阪は少し「踏みとどまった感じ」がする。感染者の伸びが少し落ちた?私は吉村知事と大阪府民の対応力に感じ入っているのである。こういう場合若干「我が道を行く?」流とも思える「大阪人」は結構やるのである。私は大阪人が大好きだ。自分も今回で連続18年、通算では24年となる大阪住まいであるが大阪と大阪人は実に面白い。



医療崩壊もさることながら「経済崩壊」が心配である。今朝の朝刊は「大恐慌以来の最悪の不況」と見出しが躍っている。「解雇、減収、雇止め」等々一般庶民を中心に大変な状況になっている。要は供給も需要も輸送も何もかも縮小、停止だから「打つ手がない」のだ。家に閉じこもってせんべいを齧りながらテレビでも見るしかないのである。だから唯一開いているスーパーには家族総出で来るから私が使っているライフもオークワも人が多いこと!こういう状況ではあるが学校の教職員だけは「経済的には安定」している。我々は自ら選択した職業の幸運さに対して感謝し、弱者への寄り添いを忘れてはならないだろう。



その為にはこの「在宅勤務期間を活用」して教員としての力量を上げる努力をし、資格を取りそれを生徒に還元することが極めて分かりやすい。私は平成15年からICT教育の重要性を訴え、この新しい校舎も「ICT武装されたシティスクール」を標榜してきた。どこにも無いような先端にいる校舎だ。ここで教員の最低限の力量を権威ある外部機関に認定して貰う自己啓発・自己開発」があれば「鬼に金棒」である。結論的に言えば全教職員に在宅ワークとして、「Google認定教育者レベル1」の取得に向けトレーニングをwebで受講して貰う。








既に決めて全教員に校長経由で指示を出した。Google for Educationの提供するトレーニングを受講し、この資格取得は大変有意義なことであり、レベル 1 は、教室で Google のツールを使用する方法の基礎を学んできた教育者向けの認定であり、テクノロジーの実装に関する標準的なスキルが身に付く。これにより浪速学院は名実ともにICT武装された校舎とICTの知識が豊富な教員集団となるだろう。「資格取得の費用は全額学校法人が面倒を見る」。そして令和2年度からは人材評価システムには個人のICT能力を5段階で「評価」し給与等への処遇に結び付けていくのだ。この課題に関しては私はやる!徹底してやる!私のライフワークであるから、先生方には頑張って頂きたいと思う。